真宗高田派本山 専修寺(せんじゅじ)では、開山親鸞聖人の誕生850年奉讃法会を含む特別法要の記念事業として、宝物館を建て替え、5月21日(日)よりオープンする。
宝物館 燈炬殿(とうこでん)オープン
専修寺は、真宗高田派の本山寺院として宗祖親鸞聖人が説いた教えを広く伝えると共に、伝来する国宝を含む歴史的文化財の魅力を発信し、地域の中心寺院として地域活性に取り組んでいる。
宝物館は、「阿弥陀如来の本願こそが煩悩の長い夜の闇を破る大いなる燈火(ともしび)である」と親鸞聖人が説いたことにちなみ、燈炬殿と名付けられた。
宝物館は「教えにであう宝物館」をコンセプトに、専修寺に伝来する法宝物や歴史的建造物について、その魅力をより身近に、より深く体感できる場所として、専修寺伝来の法宝物展示に加え、VRシアターを併設。伝統的な仏教芸術・文化、仏教思想の魅力を、360度映像体感空間にてVR仮想お浄土コンテンツ「OJODO」、国宝両堂3D映像コンテンツ「SENJUJI360」など、最新の映像技術で伝えている。
企画展「知られざる専修寺の至宝」を開催
第1回企画展「知られざる専修寺の至宝」では、親鸞聖人ゆかりの法宝物をはじめ、聖人を念仏に導いた聖徳太子や高僧方に関わるもの、聖人の門弟ゆかりのものなど、これまで公開されてこなかった法宝物を中心に展観される。
前期展示は5月21日(日)~28日(日)の期間、無料公開される。開館時間は9:00~17:00で、当日、入館時間指定整理券が配布される。
後期展示は6月3日(土)~7月2日(日)の期間、予約優先にて通常オープン。定員は40名(30分毎)で、予約はWEBと電話で受け付けている。開館時間は9:30~15:30、休館日は月曜日。観覧料は一般1,000円、中高生500円、小学生以下は無料となっている。
「OJODO」「SENJUJI360」について
VRシアターでは、1面の大きさが縦4メートル×横6メートルの六角形の360度映像空間で、2種類の体感型映像コンテンツが上映される。
「OJODO」では、ステージ0からステージ2までの3段階で浄土世界が表現され、自分自身がお浄土の中に生まれたような圧倒的没入感を味わえる。さらにスクリーンをタッチすることで、映像にアクションが起こる仕組みになっている。
「SENJUJI360」では、専修寺の美が余すところなく映像化され、3D計測したデータを基に、通常非公開のところまで実物大のスケールで映し出される。建築美のすばらしさ、彫刻装飾のひとつひとつの表情、御堂上空からの眺めなど、圧倒的臨場感で専修寺の美を間近に感じることができる。
また、同時公開で、精巧な彫刻や色彩豊かな装飾をデジタルブックにて公開。
自分のパソコンから国宝の見どころを堪能できる。解説付きのため、スマホ片手に境内散策も可能だ。さらに、VRゴーグルを使用して専修寺をバーチャル散歩する体験もできる。
今回実施される4つの奉讃法会や、特別法要期間中のライトアップのイベントの詳細は、公式サイトにて確認を。
■真宗高田派本山 専修寺
住所:三重県津市一身田町2819
公式サイト:http://www.senjuji.or.jp/
第1回企画展「知られざる専修寺の至宝」後期展示 予約ページ:http://www.senjuji.or.jp/houmotsukan/index.html
(yukari)