群馬県利根郡みなかみ町の湯宿温泉にて、デザインオフィス併設のショップ「PLANTS & COFFEE ね」が、5月27日(土)にオープンした。
人気の高い観光地・群馬県みなかみ町
新潟県との県境に位置する群馬県みなかみ町の観光客数は、群馬県内においても上位に位置しており、夏にはキャンプや川・湖のアクティビティ、冬にはスキーやスノーボードなどが楽しめる、人気の高い観光地。
また、湯宿温泉は初代沼田城主・真田信之が関ヶ原の合戦後に疲れを癒すために訪れたことでも有名で、今もなお石畳に沿って湯けむりが立ちのぼる温泉地だ。
しかしながら、日本全体でも問題視されている過疎化が、湯宿温泉でも進行しているのが現状で、空き家が多く存在。そこで、空き家の状態にあった温泉街内の建物をリノベーションし、植物とコーヒーのショップとデザインオフィスが融合した施設として「PLANTS & COFFEE ね」が設立された。
ビザールプランツやコーヒーを販売
「PLANTS & COFFEE ね」では、主に南アフリカやマダガスカルなど温暖な地域から生まれたビザールプランツ(珍奇植物)や、コーヒーをメインとしたドリンクを販売。店内2階にはコーヒーを飲みながらくつろげるスペースが広がる。
ビザールプランツは、店舗だけでなくオンラインショップでも販売予定だ。
併設されている「design office マヨネイズ」では、地域の小規模事業者に向けたロゴや印刷物、ウェブデザインなどを行っており、デザインを通して地域の活性化を目指している。
昔と今が調和した落ち着きのある空間
オーナー兼デザイナー・手島拓実氏は、東京のデザイン会社で経験を積んだのち、2021年より群馬県みなかみ町に夫婦で移住。現在までフリーランスデザイナーとして活動しており、今後は湯宿温泉街の再構築と地域活性化を目指すため、夫婦で同ショップの立ち上げに踏み切った。
店舗は築60年の美容室兼住居を改装し、当時の趣きは残しつつも、植物の緑が馴染み、昔と今が調和した落ち着きのある空間に仕上がっている。
首都圏からのアクセスも良好
「練馬IC」から最寄りの「月夜野IC」までは1時間30分程度と首都圏からのアクセスが良いのもポイント。地域活性の火付け役になりそうな「PLANTS & COFFEE ね」で、植物やコーヒーに癒されてみては。
■PLANTS & COFFEE ね
住所:群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉540
Instagram:www.instagram.com/ne_yujukuonsen/
(佐藤ゆり)