鳥取県が、鳥取砂丘月面実証フィールドの愛称を募集している。「子育て王国アプリ」の運用をスタートした情報とあわせて詳しくご紹介。
鳥取砂丘月面実証フィールドの愛称募集
国内外で宇宙産業が大きく成長することが見込まれる中、「星取県」こと鳥取県は、地域の将来を支える産業の一つとして、「鳥取県から宇宙産業を創出する」というチャレンジを進めている。
■フィールドの愛称についてアイデアを募集
今回、鳥取砂丘エリアに整備中の鳥取砂丘月面実証フィールドを国内外の企業・研究者に広く知ってもらい活用してもらうため、フィールドの愛称についてアイデア募集をおこなう。
募集内容は、「鳥取砂丘月面実証フィールドを、国内外の企業・研究者に広く知ってもらい、実証試験等で活用いただくための愛称」で、「既に商標登録されておらず、第三者の権利を侵害しないもの」に限る。
募集期間は、5月24日(水)~6月11日(日)。応募資格は、県内外のだれでも応募可。応募方法は、専用ウェブサイトからの応募のみとなる。詳細は「とりネット」にて確認を。なお、一人で複数応募も可となっている。
賞品は、応募の中から抽選で10名に星取県コラボ商品の詰め合わせ(4千円相当)をプレゼント。
愛称の決定は、応募のアイデアに基づき、審査委員会において愛称を決定する。応募数が多い名称が採用されるのではない。またいくつかの名称アイデアを組み合わせて決定することもある。決定した愛称の発表は、7月中旬頃を予定しているという。
■鳥取砂丘月面実証フィールド
鳥取県で宇宙産業を創出する取組を進める中、鳥取砂丘が月面開発に取り組む国内外の企業・研究者が集まり、交流する拠点になることを目指す鳥取砂丘月面化プロジェクトの一環として、「鳥取砂丘月面実証フィールド」を整備している。
所在地は鳥取大学乾燥地研究センターの敷地内(※国立公園外)で、面積は約0.5ha。特徴は、鳥取砂丘の現地(※国立公園外)にある砂をそのまま活用。フィールドの潜在ユーザーの声をもとに設計。月面環境を想定した実証実験を行うための平面ゾーン、5度~20度程度の斜面ゾーン、利用者が自由に掘削・造成可能な自由設計ゾーンから構成。
今後のスケジュールのは、令和5年6月末に整備完了予定、令和5年7月中にオープニングイベント開催予定となっている。
今後も鳥取県発の宇宙産業から目が離せない。
鳥取県公式サイト:https://www.pref.tottori.lg.jp/297170.htm
「子育て王国アプリ」の運用スタート
「異次元の少子化対策」が注目を集めるなか、今年4月1日(土)に「こども家庭庁」が発足し、子育て支援に注目が集まっている。そんな中、「子育て王国とっとり」と銘打つ鳥取県は、育児に役立つ様々な情報を発信する「子育て王国アプリ」の運用を3月20日(月)からスタートさせた。
■子育て環境日本一を目指す
2010年の「子育て王国とっとり」建国以来、少子化対策を強化してきた鳥取県では、年度当初時点の待機児童数ゼロで17年連続1位(※1)、小児科医師数、産科・婦人科医師数もともに1位(※2)を誇る。さらに、中山間地域の保育無償化、産後ケアの無償化、高校通学費助成など全国の一歩先行く子育て支援により、子育て環境日本一を目指している。
■育児がもっと安心・便利になる多機能アプリ
「子育て王国アプリ」は、育児がもっと安心・便利になる多機能アプリ。以前は紙のカードを持ち歩いて利用していた「とっとり子育て応援パスポート」が電子化され、スマートフォンの画面を提示することで利用が可能となる。協賛店舗で割引やポイント加算などのサービスを受けることができるほか、住んでいる地域や子どもの年齢などにマッチしたイベントのお知らせや子育てに関する情報などを受け取ることも。
■マップ機能も搭載
マップ機能も搭載しており、地域やサービス内容などに応じた協賛店舗の検索や地図表示、バリアフリー情報も確認できる。また、住まいの地域に関する情報の配信や子育てに関する疑問や質問を相談できるAIチャトボット(自動会話プログラム)などの機能も追加。アプリに登録するだけで、育児がもっと安心・便利になるよう機能が充実している。
子育て世代は、豊富な支援が受けられる鳥取県をチェックしてみては。
子育て王国アプリ特設ページ:https://www.pref.tottori.lg.jp/309580.htm
※1 鳥取県発表 令和4(2022)年
※2 厚生労働省 令和2(2020)年 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況
鳥取砂丘月面実証フィールドの愛称募集や「子育て王国アプリ」の運用をスタートした鳥取県に注目だ。
(suzuki)