教職員アンケートサイト「フキダシ」やWEBメディア「メガホン」を運営するSchool Voice Projectは今年度、子どもも大人も居心地のよい学校づくりを進めるため、Yogiboの協賛を受け、現場と連携した試行実験や情報発信を行う「学校の居心地プロジェクト」を展開している。
全国5つの学校にYogibo MAX到着
その一環として「学校にYogiboを置いたら?実証実験」を行う運びとなり、全国5つの学校にYogibo MAXが届いた。ゴールデンウィーク明けから、各校で開封・披露され、少しずつ活用がスタートしている。
学校にYogiboを置いたら?実証実験について
「学校にYogiboを置いたら?実証実験」では、全国から公募した検証協力校の、教室、職員室、廊下、図書室、保健室、相談室などさまざまな場所にYogibo Maxを設置。
教職員や子どもたちへのヒアリングと写真・映像分析等により、学校空間にリラックスを促すグッズ(今回はYogibo Max)があることが子どもたちや教職員の心や、学び、行動、関係性などにどのような影響を与えるのかを探っていくそうだ。
Yogibo Maxが届いた学校の様子
静岡県川根本町町立三ツ星小学校では、まずは昇降口(下駄箱前)に設置。全校児童が毎朝通る場所なのに加えて、学校に贈られたプレゼントをここに飾るという流れがあり、学校生活のストーリーに乗せたサプライズになったようだ。その後図書室での活用が始まった。
大阪市立新巽中学校では、不登校傾向の生徒が利用している校内教育支援センター(スペシャルサポートルーム)に設置。生徒が学習の合間の休憩中にYogibo Maxにドサッとダイブしているそうだ。様子を見にきた校長先生も、Yogibo Maxにダイブしていったとか。
まずは教職員が試用してみる、という学校も多く、職員室や休憩室への設置、教員のミーティング中の利用なども行われているそうだ。
実証実験協力校について
実証実験協力校は一般公募し、最終的に131の学校がエントリーした。その中から、さまざまな角度で選考した結果、以下の5校となった。
北星学園女子中学高等学校は、普通教室等での活用を想定(近日中に教職員アンケートを実施)。埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校は、休憩室(教職員向け)、知的障害教育部門・肢体不自由教育部門(生徒向け)での活用を想定。川根本町立三ツ星小学校は、図書室(共用学習スペース)での活用を想定。大阪市立新巽中学校は、校内教育支援センター(スペシャルサポートルーム)での活用を想定。飯塚市立飯塚小学校(福岡県)は、図書室、職員室、保健室、特別支援学級の情緒クラスでの活用を想定。
夏休みまでの間、学校のさまざまな場所にYogibo Maxを設置
School Voice Projectは、これから夏休みまでの間、学校のさまざまな場所にYogibo Maxを設置し、実証実験を進めていく。
そして、そこから分かったことをWebメディア「メガホン」への記事掲載やSchool Voice ProjectのSNSでの発信などを通して広く世の中に知らせ、学校の「居心地」をテーマに、よりよい物的・空間的環境づくりについて考える機会を、全国の学校現場に届けていくという。
「学校の居心地プロジェクト」の一環である「学校にYogiboを置いたら?実証実験」に注目してみては。
メガホン:https://megaphone.school-voice-pj.org/news/2023/01/post-2684/
(角谷良平)