地域課題の解決を目指す「地域デザインファクトリー2023」の第1弾が、「宮崎市フェニックス自然動物園」をテーマにスタートする。
地元の課題をクリエイティブの力で解決
プロフェッショナル人財の育成を通じて、クリエイターに新たな働き方を提案するクリエイターズマッチが主催する「Rethink Creator PROJECT」が2022年より実施しているのが、自治体の課題を地元クリエイターの手で解決を図る「地域デザインファクトリー」。セミナーやコンテストに参加経験のある“地元を愛する心”や”地域活性に向けた想い”を持ったクリエイターと共に、地元が抱えている課題をクリエイティブの力で解決することを目指している。
昨年は全国7地域の自治体・クリエイターと連携してポスター作品を制作・納品し、実際に地域課題の解決のために活用。今年は、これまでセミナーを開催した自治体からの要望を受けたエリアを中心に、全国6地域での実施を予定されており、第1弾は、宮崎市にある県内唯一の動物園「宮崎市フェニックス自然動物園」がテーマだ。
動物園の魅力をさらに引き出す作品作り
昭和46年3月に開業し、太平洋に面する宮崎市北東部の一ツ葉海岸の広大な松の丘陵にある「宮崎市フェニックス自然動物園」。「フェニックス・シーガイア・リゾート」のリゾート施設群に隣接しており、太平洋を望む約130,000平方メートルの松の丘陵地に約90種1,200点の動物たちが飼育されている。
同園では昨年夏、指定管理を担う第三セクターの社長に、民間出身者として初めて松浦秀信氏が就任。さらなる飛躍を目指して、県内唯一の動物園という利点を活かしながら、宮崎市内外から気軽に訪れたい身近さや楽しさといった魅力を引き出し、どのように届けていくかを市内在住クリエイターが同園関係者と共に検討していく。
作品完成後は宮崎市内に掲出予定
今回、6月12日(月)に開催されるキックオフ・ワークショップを皮切りに、宮崎市在住の東郷剛さん、
笠原由紀乃さん、
大橋基文さん、
後藤修さん、
外山紗也子さんら5人のクリエイターと協力し、「Rethink(=視点を変えて考える)」をしながら、“何度でも来園したくなる”ポスターを制作。
完成した作品は、9月上旬に地元クリエイターから宮崎市に贈呈された後、順次、宮崎市フェニックス自然動物園園内や宮崎市公共施設、市立小学校・中学校などに掲出される予定だ。
どんなデザインが出来上がったのか、掲出される作品を宮崎市内でチェックしてみよう!
Rethink Creator PROJECT公式サイト:https://rethink-creator.jp/
(佐藤ゆり)