浅草で観光人力車を運営する時代屋は、3年にも及ぶコロナ禍の苦難を経て本格的な観光回復に挑む一方で人材不足という新たな課題に直面していた。しかし、ユーザーがいなくて仕事ができない時の苦しみに比べれば人材難で四苦八苦するほうがよっぽどありがたいとの思いから「明るく楽しく観光回復に挑んでいこう」と、看板犬「豆柴ちよ」を看板にすることにした。
「豆柴ちよ」を看板に
「豆柴ちよ」は時代屋の代表が飼っている白毛の豆柴。コロナ禍での休業中に店に連れて行くようになって以来日中は店で飼うようになり、社員はもとよりユーザーにもかわいがられ、今では立派な「看板犬」として毎日「勤務」するようになったという。
コロナ禍から回復の折、時代屋は更なるインバウンド需要に対応するべく新たに着物レンタル専用の「別館」をオープンさせ、「豆柴ちよ」のロゴマークを入れた看板を設置するとともに、観光で使う20台の人力車の背面看板も「豆柴ちよ」のデザインに一新した。初夏の浅草を「豆柴ちよ」の看板を付けた時代屋の人力車がさっそうと走り抜ける。
「豆柴ちよ」特製ピンバッジをプレゼント
人力車の背面看板には「豆柴ちよ」からの様々なメッセージが書かれているのでメッセージを見て楽しんでみて。さらに60分以上のコースに乗車したユーザーはプレゼントとして「豆柴ちよ」の特製ピンバッジが選べる。このピンバッジは時代屋でしか手に入らない限定品だ。
「豆柴ちよ」グッズを増やしていく予定
今後はユーザーに喜んでもらうために「豆柴ちよ」グッズを増やすなど、さらに「豆柴ちよ」に時代屋の看板犬として活躍してもらう予定。なお、店舗の混雑時や「豆柴ちよ」の不在時はご容赦を、とのこと。
着物レンタル専門館「明治館別館」をオープン
時代屋は、本部事務所のある明治館のすぐ隣に、着物レンタル専門館「明治館別館」を6月にオープンした。それに合わせて、店舗の外壁に「豆柴ちよ」をデザインした巨大な突き出し看板を設置した。大きく目立つので、看板犬の看板を目印に来店してみて。
「豆柴ちよ」が看板となった時代屋をチェックしてみては。
■時代屋
住所:東京都台東区雷⾨2-3-5
公式サイト:https://jidaiya.biz/
(角谷良平)