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全国フードバンク推進協議会が、給食のない夏休み期間中に子どものいる困窮世帯を支援

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国内フードバンク団体の全国的なネットワーク組織である、全国フードバンク推進協議会。

同団体は、加盟フードバンク37団体と共に、7月1日(土)~8月31日(木)の給食のない夏休み期間中に「第5回フードバンクこども応援全国プロジェクト」を実施し、子どものいる困窮世帯に集中的な食料支援を行っている。

日本の子どもの貧困率は14.0%

日本の子どもの貧困率は14.0%、実に7人に1人の子どもが貧困とされており、1日のうち十分な栄養が取れる食事が給食だけという子どもがたくさんいる。

子どもの貧困の解決に向け、政府も令和元年に「子供の貧困対策に対する大綱」を閣議決定し、貧困対策に取り組んでいる。また、今年4月には新たな行政機関である「こども家庭庁」が発足し、子どものための政策をさらに強力に進めるための体制が整えられている。


しかし、物価高騰や新型コロナウイルスの影響により、約8割のフードバンク団体では、困窮世帯からの食料支援要請が増加している一方で、約3割のフードバンク団体では食品の寄贈が減少していることが調査(※)の結果明らかとなった。

困窮世帯への食料支援を通じて貧困対策に貢献するために、全国フードバンク推進協議会は、加盟フードバンク団体と共に「第5回フードバンクこども応援全国プロジェクト」を実施中だ。参加団体については、全国フードバンク推進協議会公式HPで確認しよう。

目標支援世帯数は30,000世帯


「第5回フードバンクこども応援全国プロジェクト」は、各地域の行政や社会福祉協議会、小中学校などの教育機関などと連携。給食のない夏休み期間中に集中的な食料支援活動を行うことで、これまで把握することのできなかった生活困窮世帯の早期発見や早期支援、子どものいる困窮世帯に対する食料支援の全国的な拡大が目的とされている。

物価高騰や新型コロナウイルスの影響により、生活困窮世帯の増加や社会的な孤独・孤立の問題が深刻化している今、目標支援世帯数を30,000世帯として同プロジェクトを実施。子どものいる困窮世帯に対する食料支援を全国的に拡大していく。


過去に実施された同プロジェクトの支援世帯数は、第1回目が延べ14,011世帯。第2回目延べ10,659世帯、第3回目延べ17,675世帯、第4回目延べ28,565世帯だという。

困窮世帯30,000世帯への支援を目指して「第5回フードバンクこども応援全国プロジェクト」を実施中の全国フードバンク推進協議会を、この機会にチェックしてみては。

全国フードバンク推進協議会:https://www.fb-kyougikai.net/

※ 出典:ソーシャルアクションアカデミー(2022)「物価高の影響も含めたフードバンク団体の最新実態」P8:https://www.servicegrant.or.jp/news/10263/

(江崎貴子)

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