アニメーションスタジオ「トンコハウス」が、7月14日(金)に迎える9周年を記念し、初の周年企画を順次開催する。

世界各地で賞を獲得

トンコハウスは、ピクサーでアートディレクターを務めていた堤大介氏とロバート・コンドウ氏が、2014年に短編映画『ダム・キーパー』を共同監督したことをきっかけに、2014年7月にカリフォルニア州バークレーに共同設立したアニメーションスタジオ。『ダム・キーパー』は2015年に第87回アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたほか、世界各地で25の賞を受賞、75の映画祭で上映された。

2017年、日本のHuluで配信されたエリック・オー監督の『ピッグ – 丘の上のダム・キーパー』は、配信後にNHKでも放送された人気作品。2023年には“アニメーション界のアカデミー賞”と称される映画賞・アニー賞では、Netflixシリーズ『ONI ～ 神々山のおなり』が、作品賞、プロダクションデザイン賞をダブル受賞した。

無料のトークイベント開催

今回、スタジオ設立9周年の記念企画第1弾として、トンコハウス・堤大介氏と、

今年25周年を迎えた『CGWORLD』の編集長を務め、アニメーターとしてウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオでも活躍する若杉遼氏によるトークイベントを無料開催。

『僕がピクサーを旅立ちONIでアニー賞を受賞するまで』と題し、堤大介氏のキャリアに迫る内容で、『CGWORLD』のYouTubeチャンネルでライブ配信をするほか、トンコハウスのYouTubeチャンネルでアーカイブを配信する予定だ。

過去のワークショップや動画を再販売

7月14日(金)からは、過去に開催された貴重なワークショップなどが『CGWORLD』にて再度購入可能に。

また、短編映画『ダム・キーパー』、Huluで配信していた『ピッグ – 丘の上のダム・キーパー』のデジタル販売が、トンコハウスオンラインショップにて期間限定でスタートし、購入者には、公式ならではの限定動画も配信予定だ。

企画展「トンコハウスの世界」開催

7月11日(火)からは、川口市にある「SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム」にて、「トンコハウスの世界～ダム・キーパーからONIまで～」を開催。

現在、制作中の短編映画『ボトルジョージ』も展示予定で、トンコハウスのすべてを見ることができる。

さらに9周年を記念して、対象期間にトンコハウス・オフィシャルショップにて、グッズを購入した人に、先着で数量限定ポストカードをプレゼント。対象期間など詳細はトンコハウス・オフィシャルショップをチェックしよう。

特集は『ONI 〜 神々山のおなり』

7月10日(月)には、 『ONI 〜 神々山のおなり』を特集した、『CGWORLD 2023年8月号 vol.300』 1,540円(税込)も発売。

次々と展開されるトンコハウス9周年記念企画を、お見逃しなく！

Tonko House公式サイト：https://www.tonkohouse.com/
トンコハウス・オフィシャルショップ：https://shop.tonkohouse.jp/
「トンコハウスの世界」公式サイト：https://www.skipcity.jp/event/vm/tonkohouse/

(佐藤ゆり)