新潟県長岡市山古志から天然雪を神奈川県海老名に運び込み、多くの子どもたちが遊べるイベント「ららぽーと海老名 presents 雪でアソビナ」が、8月11日(金)10:00~16:00に海老名駅西口中心広場にて開催される。
子どもたちに雪で遊ぶことの楽しさを
日本は国土の50%以上が豪雪地域に指定されている雪国。日本の雪はウインタースポーツをするのに最適な雪質であり、外国のスノーフリークの人々からはJAPOWと呼ばれ、その雪を目当てに多くの外国人観光客が日本のスノーリゾートを訪れている。
しかし昨今、温暖化の影響もあり、首都圏に積もるような降雪は2014年を最後になくなってしまっており、雪は首都圏の人からは珍しいものとなってしまった。
そこで、子どもたちに雪で遊ぶことの楽しさを感じてもらうために同イベントが企画された。真夏に天然雪で遊ぶことで、多くの子どもたちがウインタースポーツに興味を持ち、そして日本が世界に誇る雪という資源について楽しみながら学ぶことを目指している。
海老名駅西口中心広場に50tもの天然雪を運搬
今回で4年ぶり7回目の開催となる「雪でアソビナ」は、2014年から2018年まではえびな市民まつりのコンテンツの一つとして、2019年からは三井ショッピングパーク ららぽーと海老名の協力により海老名駅西口の広場にて開催している。
広場に50tもの天然雪を運び込み、真夏の猛暑のなか雪上で涼しく快適に遊ぶことができるスペースを提供する。
イベントに使用される天然雪は、2022-2023シーズンに新潟県長岡市山古志に降り積もった雪。
その雪を、電力を使わない雪国に伝わる方法で大事に貯蔵し、イベント前日に丁寧に詰め込んで、トラックにて輸送する。
ソリゲレンデやトークイベントが楽しめる
今回、これまでで最大となる「雪の広場」が海老名駅前に出現。特設のスロープを設置した「ソリゲレンデ」も登場し、雪遊びの代表・ソリを、初めての子どもでも安全に楽しむことができる。
また、トークショーも開催。現在さまざまな企業からエネルギーとしても注目されている雪資源。その雪が持つ可能性や不思議を知ってもらうためのトークイベントを実施する。雪のエンジニアであり、同イベントの第1回より雪の監修をしているSnowBiz代表取締役の伊藤親臣氏と、ららえびチャンネルのMC(AKI氏・高橋菜摘氏)の3人が登壇し、子どもたちからの質問も織り混ぜたトークセッションを行う。
伊藤氏は、“雪のエンジニア”として世界初となる雪冷房の学校、お米を貯蔵する雪冷蔵倉庫などの「利雪」に取り組み、雪を活用して雪国を元気にすることをライフワークにしている。
雪冷房の設置や様々な体験ができるブースも
さらに、長岡技術科学大学雪氷工学研究室とSnowBizの協力により、雪で冷たい空気を作るエアコン「雪風君BIG」が休憩テント内に設置される。電力の消費が少ない、自然に優しい冷房装置を体験してみよう。
このほか、ブースエリアには、協賛企業各社とららぽーと海老名の出店店舗が並び、商品の体験コーナーやワークショップ、ウインターリゾートのプロモーション、抽選会などが展開される。
「ららぽーと海老名 presents 雪でアソビナ」で、真夏に雪遊びを楽しんでみては。
雪でアソビナfacebook:https://www.facebook.com/yukideasobina
※イベントの画像は前回開催時のもの
(山本えり)