兵庫県神戸市の老舗ベーカリー「ケルン」は、当社を代表するパン「チョコッペ」が2024年に1974年の発売から50年を迎えるにあたり、“チョコッペとの思い出”を募集するキャンペーンを実施中。8月1日(火)〜21日(月)に応募を受け付けている。
ソフトフランスパンにクリームをサンド
かみごたえのあるソフトフランスパンにミルクチョコレートのクリームをサンドした「チョコッペ」は、“神戸のソウルフード”として愛されてきた。先代の社長が同商品を開発し、1974年に誕生した。
当時は、小麦粉、酵母、塩、水の基本材料で作るリーンなパンに甘いものをサンドする文化がなく、チャレンジしたのが開発のきっかけ。過去に一時的に配合を変更した時期があったが、発売以来レシピは今も同じ。
大きな特徴である紙の帯も、先代社長の“巻いたらかわいいのではないか”というアイデアによる。パンをわざわざ帯で着飾らせて販売するという、日本初の取り組みであったとされている。
累計販売本数の長さは神戸から横浜に到達
現在は仕事や家庭の都合で他の地域に住んでいる人が“自分が生まれ育った神戸の大好きなパン”として周りの人に紹介したり、全国放送のテレビや各種メディアで紹介されたりしたことで日本全国に認知が広がり続けている。
全8店舗合計で1日に1,300〜1,600本を販売し、累計では2023年7月現在、少なく見積もって2,200万本を販売。同商品の長さ約18cmを直線で並べると、神戸から横浜市に到達することになる。来年2024年には、神戸市から東京都まで到達する見込みだ。
チョコッペとの思い出を募集
昭和、平成、令和と消費者の生活と共にあった「チョコッペ」は、49年という長い時間の中で、その家族や友人、恋人との色々な時間を一緒に過ごしてきたのだろう。来年50歳の誕生日を迎えるにあたり、“チョコッペの思い出”を広く募集する。
「“チョコッペとの思い出”募集キャンペーン」では、文章だけでなく、写真やイラスト、俳句なども歓迎だという。寄せられた思い出から選定し、来年制作予定の『チョコッペファンブック(仮)』に掲載する。
キャンペーン応募特典として、抽選で合計53名に希望のアイテムをプレゼントする。
通常のチョコッペ10個分の大きさの「A ビッグチョコッペ賞」3名、
体に巻き付ければ“チョコッペになれる”今治産の高品質なスポーツタオル「B チョコッペタオル賞」10名、
六甲山のヒノキを使用したシリアルナンバー入りのタグ付き(予定)「C チョコッペキーホルダー賞」10名、
ケルンの人気者がかわいいイラストになった「D ケルンオリジナルマスキングテープ賞」30名。応募方法などの詳細は、ケルン公式サイトにてチェックしてみて。
チョコッペを含むケルンの“長寿パン”
ケルンには、「ミルティー」「フレッシュ」「ドイツ」などチョコッペよりもさらに古くから作り続けられてきた商品もある。年表にある、数十年にわたり製造し、現在でも販売されている“長寿パン”が存在するのも同店の魅力だ。
神戸のソウルフードである「チョコッペ」との思い出を応募してみては。
ケルンHP:https://kobe-koln.jp
(山本えり)