SPLYZAは、佐賀県立鳥栖工業高校サッカー部と共同で「スポーツ×教育」をテーマに、高校サッカーの大会「#スポーツは考える力を育む SPLYZA CUP 2023」を7月26日(水)~28日(金)に佐賀県佐賀市にて開催した。
空き校舎になった小学校を活用した合宿施設「SAGA FURUYU CAMP」と佐賀市立富士山村広場を会場として、鳥栖工業高校(佐賀県)、有明高校(熊本県)、早鞆高校(山口県)、岡山龍谷高校(岡山県)サッカー部が集まり、サッカーの試合とSPLYZA Teamsを活用した分析プレゼン大会を開いた。
プレゼン大会では課題発見力や課題解決力が磨かれた
各チーム事前に決めたテーマをもとに試合終了後、学生スポーツ向け映像分析ツールのSPLYZA Teamsで当日の自分たちの試合映像を見ながら、Keep・Problem・Tryの枠組みで行う振り返りの手法であるKPT法を用いた振り返りとプレゼンテーションを実施。
2日間の総合評価で最優秀チームには、「SPLYZA賞」を表彰した。全チームが初めてのプレゼンテーションだったが、話す姿勢や時間の使い方、話の構成などに1日で劇的な成長が見られた。
特に、SPLYZA賞を獲得した鳥栖工業高校サッカー部Aチームのプレゼンテーションは、前日の振り返りを踏まえ、最初に話す内容を提示したり、改善箇所は具体的な例を交えながら前後比較していたりと話の構成や話し方に工夫が見られた。聞き手にとってもわかりやすく、「伝わる」の意識が加わった発表だった。
サッカーのプレーだけでなく、社会に出てから必要な課題発見力、課題解決力、プレゼンテーション力も磨かれた大会になった。
参加選手からのコメントと大会後の変化
参加選手たちは「自分たちで課題を発見し解決する力をつけられたことでチームが一つになったと思う」や「分析会を通して、他のチームの分析の着眼点を学べた。良いところを真似していきたい」などとコメント。
また、佐賀県立鳥栖工業高校サッカー部の監督である三浦 一輝氏は次の通りコメントしている。
「選手の振り返りの仕方に変化が見られました。これまでもSPLYZA Teamsを使った映像の振り返りの中で、「課題発見(Problem)」から「解決策(Try)」を出すアウトプットは行っていましたが、大会以降は「継続したいこと(Keep)」を発見する選手が増えました。
課題点だけでなく、自チームの強み・継続していきたい点にも気がつけるようになったのは、分析会でKPT法を学んだことが活かされていると感じます。
「情報を得る(見る/聞く)→理解する→話す」が苦手な子が多いですが、社会に出てからはこの能力が非常に重要になります。
このような社会に出てから必要となる、考える力・伝える力を身につけるきっかけをサッカーを通して与えられるような新たな大会で、選手たちにとっても非常に良い経験になりました」
サッカーと教育の関わりに興味がある人は、SPLYZAの取り組みをチェックしよう。
SPLYZA CUP 2023大会概要:https://products.splyza.com/teams/news/20230726.html
(佐藤 ひより)