「森から海へ」は、日本の多様で豊かな自然を守り育むための仲間を増やすことを目指し、各分野の専門家をゲストに招き、参加者と一緒に対話するイベントを実施。
第1回となる9月17日(日)は、かなめのもりビルにて、「生物多様性(命の多様性)」をテーマに行う。
森から海までさまざまな問題に向き合う人たち
「森から海へ」は、森から始まり、里山、畑、街、川、そして海に関するさまざまな問題に対して、解決に向けた取り組みや情報発信を行う。
例えば、鹿の命を無駄にしない目的でのペットフードの製造販売、ペットの心地よい毎日に寄り添うための、オーガニックコットンウエアの製造販売、森と鹿の関係性の実情を知るためのツアーなどを行っている。
また、これらの活動を通して得た利益は、森を守るための人材育成に活用しているとのこと。
生物多様性をテーマに自然を読み解く
同団体は、自然を守り育む活動において「そもそも自然とは何か?」を読み解く力を養うことや、我々を取り囲む自然の場がどのような環境なのかを、観察し理解することが大切だという。
そこで重要なのが「生物多様性」であり「多様な生き物のいのち同士がどのように関わり合って生きているのか?」という視点だと考えている。
今回のイベントでは、各分野の専門家をゲストに招き、自然観・環境倫理・死生観・生命観を通した「生物多様性」についての講義とクロストークをしたのち、参加者同士で感じ、考え、表現する機会を設ける。
生物多様性や野生動物に詳しい専門家らが登壇
当日は生物多様性の専門家である、コモンフォレスト理事の坂田昌子氏と、麻布大学獣医学部野生動物学研究室元教授の南正人氏を招いて、講義とクロストークをしたのち、参加者とのダイアログを実施。
さらに、実際に森を守り育む活動の事業事例として、同団体の活動紹介と会場のかなめのもりビルの見学ツアーを行う。オーナーの井上創氏と、土中環境再生を施した建物と敷地を巡る。
イベントの最後は、アースフードプロデューサーの新納平太氏による、“季節野菜や狩猟肉をアレンジしたフィンガーフード”を囲みながら、食を通した対話で締めくくる。
身近な場所から森を学べるこの機会に、いろいろなことに興味を持ち始める子どもを連れて足を運んでみては。
■都会から森を考えるダイアログイベント「生物多様性(命の多様性)」
開催日:9月17日(日)
時間:11:30~17:00(11:00受付開始)
会場:かなめのもりビル2F かなめのもりのがっこう
住所:東京都品川区荏原3丁目5-4
Peatix:https://tokyoforest917.peatix.com/
募集人数:先着55名(現地参加)/35名(懇親会)
※講演から施設見学ツアー前まではライブ配信&アーカイブを予定
公式サイト:http://morikaraumie.jp/
(miyu sato)