神奈川県逗子市にある山本メディカルセンターは、社会問題化する認知症問題に地域医療貢献を果たすべく、認知症専門外来である「山本メディカル逗葉メモリークリニック」を逗子・葉山駅前にて9月1日(金)にオープンした。
認知症になっても安心して暮らせる逗葉エリアに
“人生100年時代”の文言が定着し、ライフシフトや多様性が求められる時代となった一方で、超高齢化社会である日本において、認知症によるQOL(生活の質)低下は年々深刻な社会問題となっている。
「逗葉メモリークリニック」の母体となる山本メディカルセンターは、逗子エリアにて30年の開業歴史をもつ医療機関。このたび、令和における医療命題に呼応するべく、認知症専門外来である「逗葉メモリークリニック」を開業した。地域に根ざした医療体制のもと、本院・分院・訪問介護事業における連携機能をさらに強化することで逗葉エリアにおける認知症患者を包括的にサポートする。
「逗葉メモリークリニック」は、行政書士事務所Alphaの開業支援とKCC PARTNERSの医療戦略支援のもと、“認知症になっても安心して暮らせるまちづくり”を目指している。
本院と連携した利便性と生産性の良い医療
「逗葉メモリークリニック」は、認知症の予防、早期発見から重症化防止まで対応する「もの忘れ専門」のクリニック。うつ病や不眠症など、将来の認知症リスクとなる軽度の精神科疾患も認知症予防の意義から診療の対象となる。CT検査などは山本メディカルセンターと連携し、一気通貫の認知症診療体制となっている。
認知症は時に易怒・不穏などの問題から家族にも大変な負担を強いることがあるが、必要に応じて鎮静効果を持つ処方を積極的に組み合わせ、本人だけでなく、家族への配慮も常に意識していく。
新しい認知症との向き合い方
また、治療効果だけでなく、高齢の患者が薬の副作用をきたすリスクも想定し、個々の診断に合わせ本当に必要な処方を多角的に組み合わせたテーラーメイド処方をモットーとしている。
認知症の薬剤は、各製薬企業の研究により治験中のものを含め、多様なバリエーションになってきたが、認知症はもの忘れだけでなく、歩行障害や食欲低下・無気力などの問題を伴うことは珍しくなく、通常の保険診療で改善が難しい場合がある。同院では、これらの症状の改善を図り、血液検査・点滴・医療機関専売サプリメントなどの自由診療オプションを適宜提案。MCI(認知症の前段階である軽度認知障害)の検査も可能だ。
院長の平山大雅氏は、国立大学法人神戸大学医学部を卒業後、心療内科医局に入局。紅葉ヶ丘 病院、三方ヶ原病院精神科、山本メディカルセンターを経て現在に至る。心身医学・認知症を専門とし、認知症診療からメンタルヘルスのサポートまでを専門としている。
“認知症になっても安心して暮らせる逗葉エリア”の実現を目指す「山本メディカル逗葉メモリークリニック」をチェックしてみては。
■山本メディカル逗葉メモリークリニック
住所:神奈川県逗子市逗子2-1-15 井上ビル3階
診療時間:9:00〜12:00/14:00〜17:00
営業日:月・火・水(午前のみ)・木・金曜日 ※完全予約制
HP:https://zuyo-memory-clinic.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/yamamotomedical_memory/
(山本えり)