なら国際映画祭は、9月16日(土)～18日(月)に奈良公園バスターミナルレクチャーホールにて「なら国際映画祭 for Youth 2023」を開催する。

次世代を担う映画人を発掘・育成を目指した映画祭

「なら国際映画祭 for Youth 2023」は、次世代を担う未来の映画人を発掘し、育成することを目的に開催している中高生を主役とした映画祭。3日間で、映画を「創る」ユース映画制作ワークショップ、「観る」ユース映画審査員、「魅せる」ユースシネマインターンの3つのプログラムを展開する。今年から新設された企画「NARAtive Jr.(ナラティブジュニア)」で制作された映画・映像なども含め、合計19本の作品が鑑賞できる。

オープニングフィルムは「NARAtive Jr.」の作品

「NARAtive Jr.」は、昨年度、奈良市のふるさと納税企業版を活用して生まれた若手育成を一環としたプロジェクト。監督には、ユースシネマプロジェクトを経験した村松希祥さんが選抜された。

河瀨直美さん

なら国際映画祭のエグゼクティブディレクター・河瀨直美さんの監督作品『殯の森』の舞台でもある奈良市田原地区にプロスタッフ、キャストが集結。村松監督デビュー作として誕生した『縁々(えんえん)』は、9月16日(土)のオープニングフィルムとしてプレミア上映を予定している。

長編・短編作品が鑑賞できる「ユース映画審査員」

「ユース映画審査員」は、長編部門「ベルリン国際映画祭・ジェネレーション部門」推薦の5作品、短編部門「ショートショート フィルムフェスティバル＆アジア2023受賞作品セレクション」5作品をユース審査員だけで審査を行い、各部門最優秀作品の発表を行うプログラム。

18日(月)17:30～のクロージングセレモニーでは、ユース審査員による各部門の最優秀作品「クリスタルSHIKA賞」の発表を行い、映画の審査を通して世界情勢や文化についても学生目線で議論を行う。開催期間中は、来場者も同作品を鑑賞できる。

ユニークな企画に基づく作品上映＆トークセッションも

さらに「ユース映画制作ワークショップ」によって制作された作品を上映。今年は、映画監督の安藤桃子さんを特別講師として招き、2チームで2作品を制作した。作品上映とともにメイキング映像や参加者のトークセッションも実施されるため、来場者も楽しめる。

また、17日(日)には天理市との共催による特別上映が、18日(月)には「Feel in MIYAZAKI, Speak in NARA」の企画として4作品の上映＆トークセッションが行われる。

イベント概要

「なら国際映画祭 for Youth 2023」の前売券は一般1,300円、学生1,000円、なら国際映画祭サポーターズクラブ2023会員は無料となっている。また無料のプログラムもあるので、チケットやスケジュールの詳細などは、公式サイト、チケット予約ページにて確認しよう。

次世代を担う映画人の作品が鑑賞できる「なら国際映画祭 for Youth 2023」に注目だ。

■「なら国際映画祭 for Youth 2023」
会場：奈良公園バスターミナルレクチャーホール
所在地：奈良県奈良市登大路町76
公式サイト：https://nara-iff.jp
チケット予約ページ：https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01dyr4hf9g831.html

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