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【群馬県旧中里村(現神流町)】恐竜のまちで、化石の展示と本物の恐竜の足跡を見に行こう

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群馬県旧中里村(現神流町)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、群馬県旧中里村(現神流町)を写真とともに紹介する。

Vol.59/群馬県旧中里村(現神流町)

隣町の旧万場町も、神流川をかなり上流に進んだ先にあるまちだと思ったが、そのさらに先に旧中里村がある。旧中里村では、昭和60年に日本で初めてとなる恐竜の足跡が発見されている。道路沿いにある高さ15mほどの岩壁に、3種類の恐竜の足跡が残されているのだ。かつて州のある河口だったこの付近で、足跡が乾燥し、泥や砂が固まったあと地殻変動によって隆起した。

旧万場町をさらに上流に進んだ先に、集落が広がっている

神流町恐竜センターへ

生きた化石、シーラカンス

アンモナイトだ

本物の恐竜の足跡が残されている

道路に恐竜の足跡が残されているさざなみ岩を訪れた。ごく普通の山道のカーブにあたり、意識しなければそのまま通り過ぎてしまいそうな道。しかし、そこに足跡が確かに沈んでいる。実際に道路のサイズ感と合わせて足跡を見ると、足跡がかなり大きいことに気付かされた。恐竜も恐竜で、1億2000万年後の人間に自分の足跡を見られるなんて、思いもしなかったことだろう。

恐竜センターの展示の中で、世界屈指の恐竜学者であるリンチェン・バルスボルド博士は、恐竜についてこのように述べている。

「恐竜は生きている われわれは今 それを鳥と呼んでいる」

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

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