東京書籍は、8月28日(月)、書籍『思考理科―なぜ?からはじめようSDGs―全4巻』(藤嶋昭/監修 田中幸/著 結城千代子/著)を発売した。
『思考理科―なぜ?からはじめようSDGs―』は、理科を学ぶことでSDGsを深め、さらに社会、算数、芸術、国語の力も伸ばす画期的視点の科学読み物シリーズ。
価格は各巻1,870円(税込)、全4巻セットで7,480円(税込)だ。
理科的思考からSDGsの課題を考える
SDGsという大きな課題があるこれからの子どもたち。環境、エネルギー、食糧、医療、人権、性差など、多くの問題と向き合っていかなければならない。同書は理科的思考から、SDGsの課題を考えられるようになっている。
また、理科の学びは、実は社会、算数、国語、芸術とも密接な関係がある。同書は、理科を学びながら他教科の理解も深めていく点も、今までの類書になかった大きな特色になっている。さらに各巻のすべての項目は、子どもの「主体的な」問いかけである「なぜ?」からはじまり、子どもたち自身の「探求心」を高めていく。
一冊一冊をみていこう。
各巻をチェック
第1巻は『社会の視野を広げる理科』。
「SDGsって何?」をはじめ、
「江戸時代に作られたサクラの『ソメイヨシノ』、いっせいに咲くのはどうして?」や、
「おじいさんやおばあさんと私はなんで似ているの?」などを通して、理科を知って社会とSDGsを広げよう。
第2巻は『算数の世界に強くなる理科』。
「とてつもない速さ。光には決まった速さがあるの?」や、
「小さい卵からは、小さい鳥が生まれる?ほとんどの卵の形は、なぜ丸い?」、
「何度も道を曲がったのに、ずっと月がついてくるのはなぜ?」を通して、理科を知って算数とSDGsを高めよう。
第3巻は『芸術の理解を深める理科』。
「空には空気しかないけれど、なぜ絵の具を塗らなくても青く見えるの?」、
「秋の虫たちの合唱は見事。コロロギは仲間の声が聞こえて鳴いているの?」を通して、理科を知って芸術とSDGsを深めよう。
第4巻は「国語の力が身につく理科」。
「梅や桜の花は葉っぱが出る前に咲くのはどうして?」や、
「夏が終わるとネコの毛がよく抜けるのはなんで?」を通して、理科を知って国語とSDGsを考えよう。
監修、著者
監修を担当した藤嶋昭氏は、東京理科大学栄誉教授、東京大学特別栄誉教授。主な著書に『科学も感動から─光触媒を例にして』『時代を変えた科学者の名言』(ともに東京書籍)がある。
また著者は、サイエンスライターの田中幸氏と結城千代子氏。2人の共著には『くっつくふしぎ』(福音館書店)、『新しい科学の話1年生~6年生』(東京書籍)などがある。
『思考理科―なぜ?からはじめようSDGs―全4巻』を通して、さまざまな力を伸ばしていこう。
東京書籍公式HP:https://www.tokyo-shoseki.co.jp/
(ソルトピーチ)