日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、群馬県旧箕郷町(高崎市)を写真とともに紹介する。
Vol.63/群馬県旧箕郷町(高崎市)
高崎市の旧箕郷(みさと)町へ訪れる。高崎市の市街地から緩やかな斜面をのぼり、標高が上がっていく。振り返ると景色は一目瞭然で変わっていて、ずいぶん(標高が)高いところまで来たと。また道中、通り過ぎただけではあるが、箕郷小学校の木造校舎がとても素晴らしかった。
箕輪城跡は、日本100名城のひとつ。城跡は井伊直政が在城していた当時のものが残されている。丘の上にある、ひとつの大きな森のようだった。
旧箕郷町をさらに上っていくと、榛名山や榛名湖がある。そこまで進んでいくと「山の風景」が広がっているわけだが、その手前の旧箕郷町は山の上でありながらも、暮らしが広がっている。
次回は、群馬県旧榛名町(高崎市)を写真とともに紹介予定。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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