教育芸術社から「金子みすゞ・矢崎節夫の詩による新しい童謡曲集 わたしと小鳥とすずと −斉唱・合唱−」が、教芸WEB STOREおよび書店・楽器店等にて、10月7日(土)より発売されている。
みすゞさんの詩の世界を歌声にのせて届ける
作品が世界15カ国語に翻訳されるなど、今でも多くの国々で愛され続けている金子みすゞさん。
その詩を発見し、現代に甦らせた詩人の矢崎節夫さん。
そんな2人の詩に、若き作曲家の弓削田健介さん、ことりゆきさんが曲を付けまとめた一冊「金子みすゞ・矢崎節夫の詩による新しい童謡曲集 わたしと小鳥とすずと −斉唱・合唱−」3,080円(税込)が誕生した。
1903年にみすゞさんが山口県長門市仙崎に生まれて120年、作品が発表されてから100年という節目の今年、同書では、歌って踊れる新たな金子みすゞさんの詩の世界を、子どもたちの歌声にのせて届ける。
ポップで温かみのある楽曲を多数掲載
作曲家、弓削田さんのもとに、“歌えなくても歌える歌を作ってほしい”とリクエストが届いたのは、新しい感染症が世界中に広がった2020年春のこと。
みすゞさんの実家「金子文英堂」の跡地に建つ「金子みすゞ記念館」を取材に訪れた弓削田さんは、展示「金子みすゞの甦り」と、記念館の館長であり詩人の矢崎節夫さんの著書「矢崎節夫童謡集 ぼくが いないとき」に深く感銘を受けたという。こうして、弓削田さんと2人の詩人との出会いをきっかけに、同書の制作がスタートした。
同書は、みすゞさん作「わたしと小鳥とすずと」「こだまでしょうか」、矢崎節夫さん作「かばバルーン」「ゆうひと おかあさん」などの詩による、小学生の子どもたちにも親しみやすい、ポップで温かみのある楽曲を多数掲載する。
矢崎さんによる全詩の解説と、弓削田健介さん、ことりゆきにさんよる各曲のメッセージ付きという点にも注目したい。また、全曲の参考音源とカラオケバージョン、人気番組「全国ハモネプリーグ」の優勝グループ「たむらまろ」による「星とたんぽぽ」アカペラ特別バージョンを収録したCDが付属する。収録曲は、教芸WEB STOREにて確認しよう。
web特設ページをチェック
web特設ページにて、練習に役立つ「歌唱動画・ダンス動画」がダウンロード可能となっている。特設ページでは、同書が生まれることになった物語や、曲作りの背景なども、随時更新される。
優しく楽しい詩の世界へ!「金子みすゞ・矢崎節夫の詩による新しい童謡曲集 わたしと小鳥とすずと −斉唱・合唱−」を、この機会にチェックしてみては。
web特設ページ:https://yugemusic.com/special-misuzu/
教芸WEB STORE:https://store.kyogei.co.jp/
(江崎貴子)