国営滝野すずらん丘陵公園では、秋の風物詩「アシリベツの滝にかかる虹」が今年も10月より出現した。また、紅葉の色づきも少しずつ進んでおり、10月中旬以降はカツラ、ヤマモミジ、ハウチワカエデ、カラマツなどの木々がバトンをつなぐように園内全体を彩る。
この時期限定!名瀑×虹のコラボを楽しめる
園内の「アシリベツの滝」では、この時期にしか見られない幻想的な景色が出現する。10月上旬から下旬にかけての開園直後の早朝、かつ晴天という条件がそろうと「日本の滝百選」に選ばれた名瀑(めいばく)に、美しい虹がかかるのだ。
滝の高さは26mで、公園内の渓流ゾーンにある。虹観賞におすすめは9:00~10:00ごろ。ただし、自然現象なので必ず見られるとは限らない。
これからが秋本番!園内の紅葉風景
園内には約6,000株のコキアが植栽されていて、もこもこのかわいらしい姿が赤く色づく様子を楽しめる。見ごろは10月中旬ごろ。早めに紅葉し始めた場所では、色が抜けて一部見ごろが過ぎてきているという。
紅葉は10月中旬から下旬ごろに見ごろを迎える。現在、園内を歩いているとカツラの甘い香りが漂い、匂いから季節を感じることができる。
滝野の森ゾーンにある、巨大な「ホオノキ」の葉っぱを探しに行くのもおすすめ。葉っぱの大きさが「タテ+ヨコ=60cm」より大きいものを見つけた人は、景品をもらえる。
開催日は10月1日(日)~11月10日(金)の毎日。開園時間中であれば森の交流館で受け付けてくれる。
10月15(日)は水鏡に映る紅葉を見よう
中央口水の広場では、10月14日(土)・15(日)の2日間限定で、普段、開園中に流れている滝が午前中のみ停止となり、水鏡に映る紅葉を楽しめる。
時間は9:00~11:00。この2日間だけの特別な景色を満喫しよう。11時以降は滝の流れが再開される。なお、雨天の場合は中止。
紅葉シーズンシャトルバス運行!
滝野の森ゾーンで迎えた紅葉シーズンに合わせ、東口(カントリーハウス前)と滝野の森ゾーン(森の情報館)を結ぶ園内シャトルバスを運行する。
運行日は10月15日(日)・22日(日)で、料金は無料。この機会に、滝野の森ゾーンまで足を延ばしてみてはいかがだろうか。なお、「森の交流館」には停車しないので注意しよう。
朝晩の冷え込みは激しいが、これからが秋本番。過ごしやすい「北海道の秋」を滝野すずらん丘陵公園で満喫しては。
■国営滝野すずらん丘陵公園
住所:北海道札幌市南区滝野247
HP:https://www.takinopark.com/
Instagram:https://www.instagram.com/takino.park/
(オガワユウコ)