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【京都府京都市】「茶の湯」文化を次世代へ。「武者小路千家官休庵」修復のためクラファン実施中

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官休庵は、千利休から脈々と受け継がれてきた「茶の湯」の伝統を伝承していき、歴代の優れた家元が積み重ねてきた技術・知識・想いを未来につなぐため、修復プロジェクトへの支援を募るクラウドファンディングを2024年1月31日(水)まで実施している。

今回のクラウドファンディングで集まった寄付金は、「武者小路千家官休庵」の茶室茶庭・編笠門の修繕と、新茶道会館建設プロジェクト計画・設計に使われる。クラウドファンディングの目標金額は2,000万円。

老朽化が進む武者小路千家官休庵

千利休より約450年にわたり茶の湯の真髄を伝えてきた武者小路千家官休庵。その基幹となるべき家元茶室は傷みを増し、旧学院棟の老朽は深刻な状態で、修繕と改築は喫緊の課題となっている。

しかし、武者小路千家官休庵が保有する茶室茶庭・編笠門は国の指定文化財には指定されておらず、文化財補助金を受けることができない。

2025年官休庵開祖一翁宗守350年忌を迎えるにあたり、伝統を守り、生きる茶の湯を今に伝え未来につなぐため、今回クラウドファンディングが実施されることとなった。

破損の状況


創建と再建を繰り返した各茶室も、多くの箇所で老朽化が見られるように。屋根や建物各所に損傷が見られる。


武者小路千家の象徴の一つである編笠門は、20年毎に屋根の葺き替えを行い手入れしてきたが、土台部分の損傷が目立つように。


茶道研修の場の魁として発足した旧学院棟も、現在は老朽化して十分な機能を発揮できておらず、今後、様々な役割を持ち合わせた新茶道会館として再建が計画されている。

移り変わりの早い現代において、「茶の湯」は心の拠り所となる空間だ。より多くの人に広めるためには、現代における茶のあり方を追求していく必要がある。

「茶の湯」文化を次代に引き継ぐためにも、武者小路千家官休庵修復プロジェクトを支援してみては。

官休庵:https://www.mushakouji-senke.or.jp/
クラウドファンディングページ:https://congrant.com/project/kankyuan/7905

(ソルトピーチ)

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