鰻専門店「鰻と炭火焼とよ長」では、第1弾のドックフード「UNADOG」に続く、第2弾キャットフード「UNANEKO」を10月17日(火)より、公式ECサイトで愛猫家に向けて販売中だ。
鰻の破棄部位をペットフードに
関西や九州では鰻の頭を別に食べたり、付けたまま焼いたりするが、関東では切り落としてほとんど捨ててしまう。「鰻と炭火焼とよ長」でも、従来は廃棄していたそうだ。
しかし、破棄部位の鰻の頭は、ビタミン群やミネラルなども豊富。しかも脂質はDHA・EPAなどのオメガ3で、破棄してしまうにはもったいない。同店が検査機関で成分を検査すると、捨ててしまうにはもったいないほどの栄養素がたくさん含まれていたという。
そこで誕生したのが、第1弾のドックフード「UNADOG」に続く、第2弾キャットフード「UNANEKO」だ。
商品開発の契機
商品開発の契機になったのが、同店が2022年から始めた犬猫の保護活動だ。「動物が元気になれる食べ物を与えたい」また、フードロス削減の取り組みから「廃棄してしまう栄養豊富な鰻の部位で何かできないか」と考え、半年ほどかけてペットフード作りを開発した。
犬猫は、あまり噛まずに飲み込むため、硬い骨が喉に刺さってしまっては危険だと考え、硬い骨の処理に試行錯誤したという。
国産100%無添加で手作りのヒューマングレード
「鰻と炭火焼とよ長」では、第1弾として完成した犬用の「UNADOG」を店頭やネットショッピングで販売すると、これまでに千個以上の注文を受けたそう。
第2弾で猫用の「UNANEKO」は、食いつきやすく水分補給もできるようウェットタイプに仕上げられている。犬猫の健康に優しい、いずれも国産100%の無添加で手作りのヒューマングレードだ。さらに、それぞれ水分を飛ばしたり真空パックにしたりして日持ちするようになっている。
価格は、ドライタイプのドックフード「UNADOG」が70gで1,273円(税別)、ウェットタイプのキャットフード「UNANEKO」が30グラム入り5パックで2,300円(税別)。
「鰻と炭火焼とよ長」は、将来的に売り上げの一部を動物愛護団体に寄付したいと考えている。また、大切なペットへのご褒美として利用してもらうことで、不幸な犬や猫の数を一匹でも減らしたいと願って事業に取り組んでいる。
破棄される唸後の頭で作った、ウェットタイプのキャットフード「UNANEKO」をチェックしてみては。
(角谷良平)