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【和歌山県九度山町】戦国武将・真田幸村の屋敷跡地「真田庵」の修繕プロジェクトが、クラファンでSTART!

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真田ファン有志により、日本一の兵と称えられた戦国武将・真田幸村と、智謀の名将と畏れられた父・昌幸の屋敷跡とされる善名称院、通称・真田庵を修繕するプロジェクトが、11月10日(金)~2024年1月8日(月)の期間、クラウドファンディングサイト・READYFORにて実施中だ。

真田幸村が蟄居を命じられた地・九度山

今をさかのぼること400年ほど前、現代の大阪の地で戦国最後の戦い「大坂の陣」が行われた。徳川軍が過去2度の戦に敗れ、家康がもっとも恐れていた1人の武将が豊臣家の招きに応じ大坂城へ入城する。

その武将は、後世で日本一の兵と呼ばれるようになった「真田幸村」。その真田幸村が関ヶ原の敗戦後、父・昌幸とともに蟄居(ちっきょ)を命じられた地が、真田庵のある和歌山県九度山町だ。

再建から166年が経過し抜本的な改修が必要


九度山町にある高野山真言宗の寺、真田庵は正式には善名称院と言い、寛保元年である1741年に、大安上人が、真田昌幸の庵跡と伝承のあるこの地に地蔵菩薩を安置した一堂を創建したのが始まりとされている。


屋敷跡とされる今の真田庵にある真田昌幸・幸村の供養塔である宝篋印塔等は、「真田安房守昌幸墓地」として昭和55年に九度山町の町指定文化財となり、境内そのものも「真田屋敷」と呼ばれ「真田屋敷跡」の主要部分として昭和51年に和歌山県指定文化財に認定。こうした歴史と、貴重な文化財の数々を守り続けてきた真田庵だが、経年により破損劣化しており、再建から166年が経過した本堂においては抜本的な改修が必要となっている。


老朽化の影響だけでなく、近年の暴風雨被害による雨漏りや、冬には風雪の寒さに晒されており、土塀も含めて修繕を行わなければ、いずれ倒壊してしまうおそれも。

そこで、土塀工事と本堂の一部の修繕工事を計画した。和歌山県の文化財のため大きく形を変えることは許されず、現在の形を保つという条件で修繕工事の許可が下りることとなった。

真田ファン有志とともに修繕プロジェクトを開始

修繕費用は約1200万円かかると予想され、所有者である寺の負担金をどうやって捻出するか悩みは尽きなかった。そんな時、クラウドファンディングを知り、この歴史ある真田庵を後世につなぎたいとの思いから、真田ファン有志とともに、寺院初の試みである修繕プロジェクトをスタートすることとなった。

クラウドファンディングの返礼品には、限定御朱印をはじめとした真田ゆかりの品を用意。同プロジェクトはAll or Nothing形式で、実行者は目標金額を達成した場合のみ支援金を受け取ることができる。

真田庵を後世につなげていくために、今回のプロジェクトに参加してみては。

■善名称院(真田庵)
住所:和歌山県伊都郡九度山町九度山1413
HP:https://www.kudoyama-kanko.jp/midokoro/spot01.html

READYFOR:https://readyfor.jp/
プロジェクト名:真田ゆかりの九度山町 真田庵。修繕工事で後世へつなぎたい。

(佐藤ゆり)

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