Pioneerworkが提供する、スキー場リフト券やスキーおよびスノーボード用品レンタル、グリーンシーズンの施設利用券などがセットになった国内約87箇所のアーススポーツ施設で使える定額制パスサービス「アースホッパー」が、SKIDATAと連携した。これにより、提携するスキー場のうち、SKIDATAの自動発券機導入スキー場において、窓口を介さずにマイページからの発券が可能になった。
よりスムーズな体験を提供可能に
SKIDATAは、スキー場におけるチケット販売、リフト券発行、ゲート通過管理などを統合的に管理するハードウェアおよびソフトウェアを提供している。スキーリゾートや、スタジアム、空港、ショッピングモール、都市、スパ&ウェルネス施設、見本市、アミューズメントパークなど、世界中で約10,000台が稼働しており、楽天スタジアムなどでも使用されているゲートシステムだ。
同システムとの連携により、「アースホッパー」ユーザーは、自動発券機端末を導入済みの施設で窓口に並ばずに「アースホッパー」利用での1日券を発券をすることが可能となる。
また、これまで本人確認も窓口にて受付スタッフが行ってきたが、11月14日(火)よりLINE連携を導入し、マイページのユーザー情報をLINE IDと紐づけることで、本人確認もオンライン上で完結することとなり、よりシームレスな体験を提供できるようになった。
7箇所の施設で自動発券機を導入
今回、自動発券機により発券窓口で並ばずに1日券が発券できる施設は、丸沼高原スキー場(群馬県)、オグナほたかスキー場(群馬県)、川場スキー場(群馬県)、ムイカスノーリゾート(新潟県)、舞子スノーリゾート(新潟県)、湯沢中里スノーリゾート(新潟県)、つがいけマウンテンリゾート(長野県)の7箇所。
これらのリゾートにおける昨シーズンの「アースホッパー」利用回数を合計すると14,369回となり、1人が列に並ぶ時間を平均5分とすると、合計で1,197時間の行列緩和が実現することになるという。
不正利用防止も強化
また、これまで不正利用防止の観点から、パスに登録した顔写真と来場している本人が同一人物であるかを、窓口にてスタッフによる目視確認で行ってきた。
今回、LINEと「アースホッパー」との連携による本人確認システムを導入し、より精度が高い本人確認を実現。GPSでの位置情報を取得することで、実際にその場にいることも合わせて確認でき、不正利用の防止強化となる。これにより、自動発券機を導入していない施設においても、並んでいる間にユーザー自身が本人認証を進めることができ、窓口での発券がよりスムーズになった。
ユーザー体験の向上とスキー場の混雑緩和に貢献
繁忙期のスキー場において、窓口発券時の混雑緩和はこれまでも課題として取り扱われてきた。「アースホッパー」では、発売開始よりQRコードを読む方式での発券方法を案内しており、キャッシュレスの発券方法としてその課題解決の一端を担ってきた。
しかし、不正利用防止の観点から、顔写真入り書類のマイページへのアップロード、窓口で目視による本人確認が必要だったりと、待機列に並ばなければならず、本質的な解決策とはなっていなかった。
今回のアップデートでは、LINE連携を実現し、窓口スタッフによる本人確認の作業を省くとともに、自動発券機を導入した施設ではスキーヤー・スノーボーダーが列に並ぶことなく最短60秒で発券をすることができるように。ユーザー体験の向上とスキー場の混雑緩和に貢献する。
「アースホッパー」の提携スキー場は49箇所、グリーンシーズンも合わせ87箇所の施設で使える。よりスムーズになった「アースホッパー」を活用して、この冬、スキーやスノーボードを快適に楽しんでみては。
アースホッパー:https://www.hopper.earth/
(江崎貴子)