CGOドットコムは、日本青年会議所 北海道地区協議会と約1ヶ月間にわたり脱炭素社会実現を目指す長期プロジェクト「ゼロカーボン×ギャル式ブレスト(ギャル式ゼロカーボン)」を実施した。
「ゼロカーボン×ギャル式ブレスト」について
「ゼロカーボン×ギャル式ブレスト」とは、CGOドットコムの主力事業「ギャル式ブレスト」の手法を用いて、ゼロカーボンシティ実現に向けた施策のアイディアを生むプロジェクト。
専門家の講演からテーマのインプットを実施する「先進事例セミナー」、ゼロカーボンシティに向けたアイディアを見つける「ギャル式ブレスト」、見つけたアイディアから次につなげる「リフレクション」、プロジェクトの成果を北海道室蘭市で発表する「北海道地区大会」の4回のプログラムに分けて約1ヶ月間実施した。
実施背景
昨今、地域が主体となり、サスティナブルや脱炭素社会実現に向けて取り組む事例が増えている一方、地場企業や地域住民などの主催者以外の人々における「取り組みへの理解」や「協力の確保」が難しいといった課題が存在している。
しかし施策の実行には、企業や住民たちの理解や協力は欠かせない。いかに企業や住民の理解を得て、官民が一体となって取り組む連携を生み出すのか。そのためには、主催者側が「どのような機会、伝え方が必要か」、また「明るい未来(ビジョン)をいかに共有するか」について新たな視点から検討することが重要だ。
そこで今回「様々な視点から議論することを通して、未来に向けた解決策のタネを見つけたい」と、北海道青年会議所より相談があり、「ゼロカーボン×ギャル式ブレスト」を実施するに至った。
またそのような背景から、実施目標には「ゼロカーボン施策における専門知識のインプット」「ゼロカーボンに対する解決策アイディアのアウトプット」「企業連携のきっかけづくり」といった3つの項目を定めた。
プログラムの成果
8月に実施した、ゼロカーボンシティ実現に向けたアイディアのタネを見つける「ギャル式ブレスト」では、当別町、釧路町・釧路市といった各地域別のチームに分け、各まちの特性を活かした多くのアイディアが引き出された。
実施後のリフレクションでは、アウトプットされたアイディアをチーム内で発表し、参加者同士がお互いに感想を共有。「ゼロカーボンって課題に対して全然関係ないものを組み合わせたからこそ、自由なアイデアが出て、可能性が感じられた!」「重いテーマだからこそ、今回のように楽しく市民に啓発していきたいと思った!」といった、ネガティブに捉えられやすい脱炭素に対してポジティブな感想が多く挙がったという。
9月には、プログラムの実施報告を北海道地区大会にて実施。実施背景や目的、参加者の感想、アンケート結果等について発表した。
「ゼロカーボン×ギャル式ブレスト」実施後、北海道青年会議所では、ゼロカーボンシティに向けての取り組みを推進するべく、まちの未来について考える「発起会」の立ち上げが進んでいるそうだ。
今後もCGOドットコムは、北海道青年会議所との連携を行いながら、「ギャル式ブレスト」で見つけたアイディアや「ゼロカーボン×ギャル式ブレスト」を通して得たものを糧に、ゼロカーボンシティ実現に向けて活動していくという。
ギャル式ゼロカーボン実施レポート:https://cgo-gal.com/news/8331-2/
CGOドットコムHP:https://cgo-gal.com/
(角谷良平)