世界の国旗の「つながり」に着目した、新しいタイプの国旗本『世界の国旗「つながり」図鑑』1,870円(税込)が発売。
キャッチフレーズは「国旗には仲間がいっぱい、世界はつながってるね」。驚きと発見の国旗図鑑になっている。
地域の特徴、歴史が見えてくる
同社によると、子どもたちは国旗が大好き。いろんな形や色で太陽を描いた旗もあれば、三日月と星が描かれた旗、アフリカに多い赤黄緑の旗など、共通点もたくさん。どうして同じような旗になったのかを見ていくと、地域の特徴や共通の歴史、国同士のつながりが見えてくる。
その驚きと発見を1冊の本にしたそう。
国旗の著作が60点に及ぶ著者
著者は、吹浦忠正さん。NPO法人世界の国旗・国歌研究協会共同代表を務めている。
吹浦さんは9歳のときに「なぜ北欧の国旗はみんな似ているのか」と疑問を持ったのをきっかけに、大学生のときには国旗の本を出版。その後、2度の東京五輪、札幌・長野の冬期五輪の組織委として国旗を担当。国旗の著作は60点に及ぶ。
そんな吹浦さんが世界の国旗を長年ながめて発見したことを、子ども向けに分かりやすく解説した本が『世界の国旗「つながり」図鑑』だ。
国旗博士とフクロウのキャラクターが、国旗や地図をもとに世界の国々の「つながり」を案内してくれる。すべての漢字にふりがな付き。世界の200カ国の国旗が登場する。
3つのステップに分かれた構成
同書の構成は3つのステップに分かれている。
ステップ1は「ニュースによく出てくる12カ国とその仲間の国旗」。
日本をはじめ、世界の国旗には「太陽がいっぱい」だという話や、アメリカの「星条旗」の影響を受けた旗が世界各地にあることなどを紹介。
ステップ2は「世界地図といっしょに国旗をながめてみよう」。
「日本からタイまでの国旗は必ず赤があり、緑はない」、「『三日月と星』はトルコに影響を受けたイスラム教徒の多い国の旗」、「南十字星が描かれていたらオセアニアの国々」といった話題に触れられている。
ステップ3は「よく似た国旗がたくさん いっしょに覚えよう」。
「左右を逆転させると区別が付かないアイルランドとコートジボアール」、「世界遺産が登場する国旗 カンボジア、レバノン、ジンバブエ、セントルシア…」といった内容を収録している。
子どもから大人まで、知らないことに触れ、親子で楽しめそうな国旗の本、気になる人はチェックしてみて。
『世界の国旗「つながり」図鑑』:https://good-books.co.jp/books/3484/
(鈴木 京)