福島県浜通りを中心に復興支援活動に取り組む復興支援 杉田商会は、同県浪江町産のお米を原材料にした「ポン菓子」と「草加せんべい」を商品化し、首都圏で販売を開始した。
被災地の米を使ったお菓子を商品化
杉田商会は、東日本大震災で被災地活動に取り組み、復興支援に特化した個人事業を開設した。福島県浜通りの農産物を取り扱いながら風評被害払拭に取り組み、2016年から現在に至るまで毎年およそ1トンのお米を社員食堂やお菓子に加工するなど消費してきた。
お菓子にすることで、被災地の農産物を老若男女様々な人たちに届けられること、震災から12年が経過しても被災地で商業や産業の復興が道半ばな状況であることから、県外から商品化をスタート。
先日、商品化したお菓子と手紙を、“核廃絶”を訴えているローマ教皇に送ったところ御礼の返事を得た。手紙には、「復興はまだまだですが福島県の被災地でお米が収穫できるまでに復興しました」と記載し、その被災地のお米で作ったお菓子を送ったという。同社は今後も、東日本大震災から12年が経過して震災と原発事故が風化する中で、福島県被災地を伝え続けていく。
ポン菓子と草加せんべいの2種が登場
今回、浪江町のお米で商品化したお菓子は、「ポン菓子」と「草加せんべい」の2種類。
「ポン菓子(しょうゆ味、こざかな味、唐辛子&子カレー味)」1袋各希望小売価格¥324(税込)は、サクサクした食感が特徴。合成着色料や化学調味料は不使用、子どもから高齢者まで幅広く味わうことができる。製造は、岩手県の製菓業者「サンタランド」で行っている。
「草加せんべい(うす味醤油)」1枚希望小売価格¥108(税込)は、埼玉県の老舗「ほりゐ」が生地づくりから焼き上げまで自社で製造している。
11月1日(水)時点での販売場所は、道の駅なみえ、オンラインショップBASEの2カ所。首都圏で販売を開始し全国に福島県被災地を発信していく。
浪江町のお米で作った「ポン菓子」や「草加せんべい」を食べて、福島県被災地を応援してみては。
■道の駅なみえ
住所:福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字知命寺60
復興支援 杉田商会 オンラインショップBASE:https://sugita311.base.shop/
(山本えり)