千葉県鴨川市のエディブルフラワー・ハーブ農家である苗目は、地元鴨川・全国の有志とともに、同市の耕作放棄地を子どものための公園のような畑に変え、2024年春に「SOIL to SOUL FARMPARK@鴨川」を開園する。それに伴い、12月1日(金)〜2024年2月29日(木)の期間、for goodにてクラウドファンディングを実施中だ。
耕作放棄地を未来へつなぐ場所に変える
苗目は、ハーブとエディブルフラワーの栽培から始め、里山からの採取や環境再生に取り組んでいる。農業を通して自然や環境に興味を持ってもらえるよう、ハーブや里山の植物を提供するカフェと直売所を運営。そのほか、農薬を使用しない有機栽培での畑作りや農業を体験・体感してもらうため、シェアファームも運営している。
多くの人が“食は大事”、“食べ物で未来のカラダはつくられている”というが、一方で至るところに“土地はあれども”、“放棄”されている事実がある。
私たちはどんな未来を次の世代に渡せるのか?
この問いへの回答として、苗目と地元・全国の有志たちは、“耕作放棄地をなくすこと”で“豊かな自然の風景、美味しい食材、多様な動植物を守り、次世代・次々世代へと持続的に繋いでいく”考え方・取り組みを、土から魂を育むものとして「SOIL to SOUL」と名付け、活動を開始した。
そして今回、まず鴨川市で耕作放棄地を子どものために開放された公園のような畑に変え、2024年春に「SOIL to SOUL PARK@鴨川」を開園することを決定。
このプロジェクトを農地の有効活用手段のひとつとして全国に広めるため、500人の賛同者を目標にクラウドファンディングをスタートした。
遊びながら自然や環境、食への関心を育む
子どもが遊びながら自分たちで畑のデザインを考え、野菜をつくり、生き物と触れ合い、育てた野菜を食べる。それを大人たちが見守りながら、ときには一緒に遊ぶ。人も動物も、子どもも大人も、境目のない場所をみんなでつくっていく。
「SOIL to SOUL PARK@鴨川」を通じて、自然のこと、環境のこと、食への関心を持ったり、体を動かすこと、野菜や植物を育てて収穫し食べることで、中長期の時間をかけた成功体験と、人との関わりの中で一緒につくる喜びを感じてもらいたいという願いが込められている。
中央建屋は、雨避け、日除、休憩場所、道具小屋としてや、集会、集合場所として活用でき、屋根を利用した雨水の集水も行う。
また、子どもが自発的に畑に集まるような場所にするため、農業的な役割を担った遊具をつくる。山羊、鶏、馬といった動物や小屋も用意する計画だ。
ロケーションは、鴨川市で都市と地方をつなぐ交流拠点として始まった「里のMUJI みんなみの里」のすぐ隣。東京からも1時間半で行ける。詳しくは、クラウドファンディングのプロジェクトページで確認を。
耕作放棄地を未来へつなぐ場所に変える「SOIL to SOUL」プロジェクトを応援してみては。
for good:https://for-good.net
プロジェクト名:「耕作放棄地を公園であり農園に」子どもと一緒につくる遊び場へ
SOIL to SOUL FARMPARK Instagram:https://www.instagram.com/soiltosoul_farmpark/
苗目HP:https://naeme.farm/
(山本えり)