地域の飲食店を起点に持続可能なこども支援を実現する「こどもごちめし」を運営するKids Future Passport(キッズ・フューチャー・パスポート)は、11月25日(土)に名古屋市と連携。「こどもごちめし」を通して、こどもの貧困対策に関する協定を締結した。
また、「こどもごちめし」を名古屋大須商店街を中心とした店舗で利用可能にすることで、地域に根差したこども支援を開始する。
次世代型こども食堂
「こどもごちめし」とは、「こどものために・未来のために。こどもと地域をつなぎ、ささえる」を理念として設立された、Kids Future Passport運営の次世代型こども食堂だ。
Kids Future Passportは、すべてのこどもの健やかな成長を見守る持続可能な仕組みで、隠れ貧困やこどもの孤食問題の解決を目指している。
「こどもごちめし」では、飲食店を利用することにより、こども食堂が直面する人手・資金・場所の問題をクリアし、衛生面の心配も不要となり、運営を持続しやすいのが特長だ。
また、飲食店は登録料やシステム料など手数料なしで導入でき、売上を向上できるため、こどもの食事が地域活性化につながるだろう。
具体的な連携の取り組み
名古屋市とKids Future Passportは、「こどもごちめし」を通じて、貧困の状況にあるこどもに、十分な食事機会が行き渡る環境整備を推進することで、すべてのこどもたちの健やかな育ちに資することを目的とし、協定を締結した。
また、同団体は、名古屋市で「こどもごちめし」展開の広報支援(周知・広報をはじめとする各種協力)、特設サイトでの連携を名古屋市と共に行っていく。
名古屋市全体での展開を予定
名古屋市とKids Future Passportは、今回の協定により、こどもの生活を豊かにすると共に、まちの飲食店にとっても経済の活性化を目指している。
また、11月25日(土)の協定式以降、協定式会場となった大須商店街を中心に名古屋市全体での「こどもごちめし」の展開が予定されている。
「こどもごちめし」は、大須商店街の特設サイトから寄付をすることも可能。興味のある人は、大須商店街の特設サイトをチェックしてみては。
大須商店街の特設サイト:https://kodomogochimeshi.hp.peraichi.com/oosu
Kids Future Passport:https://kids-future-passport.org/contact
(角谷良平)