町家や長屋・古民家など、日本の伝統的な建築物の魅力を伝える「KEnoHARE-ケのハレ-」を展開する一丁目一番地が協力する「町家の日2024」が2024年3月8日(金)に開催。
また「町家の日」前後の3月2日(土)~10日(日)を「町家WeeK」とし、全国各地で町家を起点にしたさまざまな取り組みを実施する。
町屋の魅力を発信するイベント「町屋の日」
3月は英語でマーチ(March)。3月8日は“マーチヤ”で「町家の日」として、全国的に制定されている。
「町家の日」は、1日に2件の町家が姿を消している状態を改善したいと、町家の保全と流通を推進する市民ネットワーク組織「京町家情報センター」主催で、2017年にはじまった取り組みだ。
“京町家”が有名な京都に限らず、全国に残る町家(町屋・長屋・商家など)の魅力を発信すべく、京都を中心に、姫路、金沢、越後高田などを巻き込み、まだまだ町家に興味を持てていない人たちに対して、町家に興味を持ってもらうきっかけづくりを行ってきた。
2024年は全国各地でイベント開催予定
8年目にあたる2024年は、京都をはじめ、城下町や宿場町、寺内町のように町家が残る全国5都市以上で催しを開催する予定となっている。
「町家の日」期間中は、普段は公開されていない指定有形文化財の町家の期間限定公開や、町家に特化したエリアのツアー、町家と切っても切れない文化のワークショップ、地元の名産を集めたマルシェなど、各地で趣向を凝らしたイベントが開催される。
今、年々姿を消している町家。「町家の日」を通して、町家の魅力、世界に誇る日本の文化を見つめ直し、日本に残したい風景と心を未来につなぐきっかけになることを願って開催されるイベントだ。
イベント概要
「町家の日」の開催期間は2024年3月2日(土)~10日(日)の、“町家の日(3月8日)”を挟む1週間。全国各地の町屋で開催されるため、近くの町屋を楽しんでみよう。開催場所は、公式サイトで確認できる。
期間中はアートギャラリーへと活用した町家や、伝統工芸のワークショップ、お茶会など、事前予約が必要なものから、当日ふらっと参加できるものまで、さまざまなイベントを展開する予定だ。開催概要は、公式サイトに随時更新される情報で確認しよう。
日本文化がつまった町屋の魅力が再発見できる「町家の日」に注目してみて!
公式サイト:https://machiyanohi.jp/
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