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里地里山の保全につながる希少な「絶滅危惧茶」発売開始。初期導入店はホテル椿山荘東京

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CLASS EARTHは「絶滅危惧茶」の販売を、オンラインストアにて1月1日(月)より開始した。同社は、生産地での後継者不足や、生産環境の変化により絶滅の危機に瀕するお茶を「絶滅危惧茶」と呼んでいる。

本当の日本茶の味、魅力を伝えたい

絶滅危惧種は、その種がなぜ今危機に晒されているのかを知ることで、私たちの行動を変容するきっかけを教えてくれる。「絶滅危惧茶」を通して、日本の農業における社会課題を学び、解決に向けて共に考えていく。

世界36カ所の生物多様性ホットスポットに指定されている日本列島。その日本の守るべき生態系の特徴である「里地里山」。古くから伝わる日本茶は、守るべき里地里山の保全にも繋がり、また文化保存にも貢献しているという。


急須のない家庭も増えている日本においても、大人にも子どもにも本当の日本茶の味、魅力を伝えたいと考えている。使い捨てとなるティーバッグは採用せず、茶葉での提供と、オーガニックコットン製の洗って繰り返し使えるバッグの販売を推進する。

また、梱包資材には、FSC認証紙製の和紙などを使用しており、売り上げの一部は世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)へ寄付する。

販売商品をチェック

第1弾として販売されるのは和歌山県熊野の「釜炒り番茶(かまいりばんちゃ)」、富山県朝日町の「バタバタ茶」、愛媛県西条の「石鎚黒茶(いしづちくろちゃ)」の「絶滅危惧茶 3種セット」3,800円(税込)。


「釜炒り番茶」は、奥熊野、本宮の山間部に古くから伝わる、伝統的な製法でつくられるお茶。手摘みされた一番茶、二番茶の生葉を釜で炒ってから丁寧に揉んで天日に干したのち、茶畑の中にある小さな作業場で、釜で炒って仕上げる。このため、茶葉は揉んで針状に仕上げる煎茶に対し、丸みを帯びた勾玉状。


「バタバタ茶」は、摘んだ茶葉を蒸し上げたのち、麹カビによって乳酸発酵させた黒茶の1種。茶碗に入れたお茶を、若いすす竹を2本合わせた夫婦茶筅で、音を立てながら泡立てるところからバタバタ茶と呼ばれるようになった。抗酸化性を示すポリフェノールも確認されている。


「石鎚黒茶」は、日本国内に4つしかない貴重な後発酵茶の中でも、さらに珍しい二段発酵茶。糸状菌により好気発酵させた後、乳酸菌により嫌気発酵を行うことによって製造される。石鎚山の麓で空海が伝えたとされる製法を伝承し、今も全ての工程を手作業で行っている。

パッケージには盆栽の現代アートを採用


パッケージに採用したのは、盆栽のアート「Kengo Bonsai Gallery」。人間がケアすることで1000年でも美しく生きることができる盆栽は、その価値の高さが世界中に認められている。そんな人間と自然の共生の証であるサステナブルアートに、絶滅危惧茶の存続・繁栄の願いを込めている。

初期導入店はホテル椿山荘東京


「いつの時代も、その時代が必要とするオアシスであり続けること。」を使命とし、蛍が育つ環境整備を行うなど、自然や史跡、文化、日本のおもてなしの心を受け継ぐ、ホテル椿山荘東京。

今回、同社の「絶滅危惧茶」を通した生物多様性保全に賛同し、1月15日(月)より数量限定で同ホテルのショップ「セレクションズ」、オンラインストア(予定)にて取り扱いをスタートする。

この機会に「絶滅危惧茶」を、チェックしてみては。

■ホテル椿山荘東京
住所:東京都文京区関口2-10-8

CLASS EARTH ECサイト:https://store.class-earth.com/

(江崎貴子)

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