日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言を行った徳島県上勝町に拠点を構えるブルワリー、RISE & WIN Brewing Co.(ライズアンドウィン ブルーイングカンパニー以下、RISE & WIN)は、使い終わったKAMIKATZ(カミカツ)ビールの空き瓶を、新たな器に再生するプロジェクトを開始。1月13日(土)~31日(水)の期間、空き瓶と引き換えに1人1回限りKAMIKATZビールを1本プレゼントする空き瓶回収キャンペーンを行う。
「ビール瓶」を新たな器として再生
上勝町は、2003年よりごみの再利用・再資源化に力を入れ、現在では日本屈指のリサイクル率80%以上を実現するに至った。RISE & WINは、この町だからできるビールを目指し、これまでもサステナブルな生産、流通、販売のあり方を模索し、「リデュース・リユース・リサイクル」に取り組みながら、ビール造りを続けてきた。
近年は、ビール醸造の過程でできる麦芽かすなどの廃棄物を微生物分解で液肥化し、それを使って栽培した麦で新たにビールをつくる資源循環型の農業やビール醸造にも取り組んでいる。
このような、ごみに新たな価値を生み出すポジティブな資源循環の仕組みを、再起・再興といった意味を込めて「reRise(リライズ)」と呼んでいる。
そうしたreRise活動の一環として、飲み終えた「ビール瓶」を新たな器として再生するプロジェクトを始めた。
RISE & WIN では年間約80klのビールを製造しており、そのうちガラス瓶を使った製品はおよそ10万本ほどになる。
上勝町ではごみを資源として扱い、自分が捨てたごみがどこへ行くのか知る機会があるが、多くの消費者はごみの行方について意識することが少ないのが現状だ。
そこで、ガラスという素材に向き合い、限りある資源を無駄にすることなく循環するものづくりを大切にしているSTUDIO PREPA(スタジオプレパ)の協力の下、使い終わったRISE & WINのビール瓶を回収して、炉で溶かし、グラス、ボウル、プレートなど、暮らしを彩る様々な作品を制作した。
役目を終えた空き瓶を、STUDIO PREPAの高い技術と感性によってクリエイティブな作品へと再生することで、元々ごみだった物に対して、自ら楽しんで大切に使おうというポジティブな感情や、お気に入りのものを使うだけで地球環境にちょっと良いことにつながるような、新たな価値が生まれる。
硝子展として展示販売
これらの作品をRISE & WIN上勝店内にて、硝子展として12月10日(日)~2024年1月31日(水)の期間、展示販売をしている。同じビール瓶からできた作品でも、ひとつひとつ違った美しい色彩や表情を見ることができる。
商品紹介
森林シリーズ ベースボトル(中)¥31,800/(大)¥56,900。
森林シリーズ シリンダー(小)¥22,800/(大)¥34,200。
パブグラス¥7,500。
パブグラス¥5,700。
ドリッププレート¥15,000。
オーバルボウル¥7,600。
空き瓶回収キャンペーンとともに、STUDIO PREPA × RISE & WIN硝子展もチェックしてみては。
■STUDIO PREPA × RISE & WIN硝子展
開催期間:12月10日(日)~2024年1月31日(水)※1月14日(日)は、STUDIO PREPA平氏が来場予定
会場:RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store(上勝店)
住所:徳島県勝浦郡上勝町正木平間237-2
※開催時間や休館日はRISE & WIN上勝店の営業日・時間に準じる
■空き瓶回収キャンペーン
期間:1月13日(土)~31日(水)※ビールの種類は選べないのであらかじめ了承を
会場:RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store(上勝店)
公式サイト:https://www.kamikatz.jp/
※価格は全て税込
(角谷良平)