W-harmonyは、愛媛県松山市の道後商店街で運営するパンケーキ専門店「道後はいから薄餅店」のパンケーキ全メニューを、1月11日(木)より、はだか麦粉100%にリニューアルした。
リニューアルの背景
「道後はいから薄餅店」は2023年7月のオープン以来、パンケーキの歴史を辿りながら明治、昭和、平成、令和、各時代を代表するパンケーキを提供し、パンケーキの種類の豊富さが好評だという。上記画像は1番人気の令和スフレパンケーキ。ふわっと食感の中に麦の甘みを感じる。
反面、パンケーキの生地には小麦粉を使用していたので、観光客の多い道後という立地の特性上、愛媛らしさが足りない点が課題だったそうだ。
そこで、2023年9月より愛媛県が生産量日本一を誇る、はだか麦から製粉されたはだか麦粉を使用したパンケーキの商品化を目指す事にした。
リニューアルの経過
「道後はいから薄餅店」では、オープン前よりはだか麦粉を使用したパンケーキの試作は重ねていたが、店舗で提供する事のできるクオリティには至らない状況だったという。
商品化の決定に伴い、1から調理過程を見直し、全スタッフの知見を投入し、試作を重点的に行った事により、はだか麦の風味をしっかり感じる事のできる美味しいパンケーキが仕上がった。上記画像は、幅広い年代に人気の昭和ホットケーキ。シンプルだからこそ麦の風味が良いアクセント。
2023年11月より店舗で段階的にはだか麦粉100%のパンケーキを提供し、11月末までには、薄餅(クレープ)、昭和ホットケーキ、昭和厚焼きホットケーキ、平成ハワイアンパンケーキ、令和スフレパンケーキと全てのパンケーキがはだか麦粉100%で商品化された。
その後、約1ヶ月間、店舗ではだか麦粉パンケーキを提供した所、ユーザーから「美味しかった」という言葉をもらう事が増え、スタッフも問題なくクオリティの高いパンケーキを提供し続けるのが可能な事が確認出来た為、1月11日(木)より正式な商品化が決定した。
今後の展望
「道後はいから薄餅店」は、オープン以来、ユーザーに好評だったパンケーキの種類の豊富さに、はだか麦粉100%という愛媛らしさが加わった事により、観光客に今まで以上に楽しんでもらえる店へとステップアップした。
今後は、パンケーキのクオリティを継続的に向上していけるように努め、また「はだか麦粉パンケーキミックス」等、はだか麦を活用した加工品の開発にも挑戦し、愛媛県産はだか麦の認知向上、消費拡大にも貢献していくという。
スーパーフードとして近年注目
はだか麦は、大麦の一種で、日本では古来より麦ご飯として親しまれてきた馴染み深い食材。はだか麦は玄米に比べ、糖質、カルシウムを多く含む。はだか麦の機能性成分の中で最も主要な成分は食物繊維で、白米の15倍以上と言われ、その栄養の豊富さからスーパーフードとして近年注目が高まっている。愛媛県は生産量日本一を誇り、2022年度の生産量は4,340t、全国シェアでは25.5%となっている。
パンケーキ全メニューをはだか麦粉100%にリニューアルした「道後はいから薄餅店」をチェックしてみては。
■道後はいから薄餅店
住所:愛媛県松山市道後湯之町6-15
W-harmony公式サイト:https://w-harmony.jp/
(角谷良平)