新旧の住人が新しく豊かな郊外ライフスタイルを楽しみ、地元愛が育まれるランドマークづくりを目指したコミュニティ型複合施設「KITASUZU HAUS」が、北鈴蘭台に3月オープン予定だ。
3つのエリアを用意
「KITASUZU HAUS」のコンセプトは「食と健康とコミュニティのパブリックハウス」。北鈴蘭台で検討が進んでいる街のコンセプトと方向性で示された「食と健康とコミュニティ」を体現するため、「KITASUZU HAUS」では、3つのエリアを用意する。
1階には、神戸で人気のマザームーンカフェと道の駅ファームサーカスのコラボレーションから生まれた飲食店がオープンする。
2階には、地域住民の健康を支える3つのクリニック(別棟に薬局)が揃う。
そして、店舗前の広場では、ファーマーズマーケットをはじめとした地域のイベントの開催を予定している。
施設の運営は、神戸市北区の道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢「FARM CURCUS」が新しいチーム体制を構築。「FARM CIRCUS」のブランディングを担当したAKINDがコンセプトを監修し、同じく「FARM CIRCUS」の設計を担当したMuFFが施設や飲食店の内装設計を担当する。
マザームーンカフェ×ファームサーカス北鈴蘭台店
1993年、港町神戸に誕生したマザームーンカフェは、神戸のカフェカルチャーを創ったと言っても過言ではない創業30周年を迎える老舗カフェ。アメリカL.Aのカフェレストランにインスパイアされたフードメニューは「Farm to Table〜農園から食卓へ」をコンセプトに、これまでもこらからも、地産の素材の魅力をシンプルに届けることを利用者とスタッフと共に育んできた。
神戸のもう一つの顔である田園風景に2015年に誕生した次世代道の駅「FARM CIRCUS」は、「Fun to eat local〜地産地消をあそぼう!」をコンセプトに、地元の農家が毎朝届けてくれる採れたての野菜や果物が購入できる直売所と、カラダにやさしい料理が楽しめる飲食店を併設し、地産地消を象徴する神戸のランドマークとして地元の人たちに愛されてきた。
両ブランドのルーツは違えど、どちらにも通じるコンセプト「Farm to Table〜農園から食卓へ」に互いに共感し、両ブランドの個性を大切にしながら、新しい「ファームレストラン業態」として融合し、「マザームーンカフェ×ファームサーカス北鈴蘭台店」が誕生する。
飲食店では、地域の生産者が心を込めて育てた食材を活かすことを大切にするため、炭火焼きによるカリフォルニアキュイジーヌを採用し、元ミシュラン掲載店の総料理長監修によるメニューを提供する。また、「FARM CIRCUS」で提供している地域の素朴な惣菜や季節の料理も積極的に取り入れ、和と洋の両面を楽しめる料理をブッフェスタイルで提供するファームレストランを開発している。
地元の農家が毎日届けてくれる採れたての食材が買えたり、食事やカフェタイムが楽しめたり、近所のみんなでゲーム観戦のために集まったり、いつも人で賑わうコミュニティづくりを目指す「KITASUZU HAUS」に注目だ。
■マザームーンカフェ×ファームサーカス北鈴蘭台店(KITASUZU HAUS 1階)
住所:兵庫県神戸市北区甲栄台2-14-108
オープン予定日:2024年3月末
営業時間:平日11:00~19:00/土日祝9:00~21:00
定休日:なし
席数:店内100席/テラス席20席
駐車場台数:50台
(江崎貴子)