ソトノバは、2月7日(水)から11日(日)までの5日間、渋谷区立北谷公園において、「Park(ing)Day、まちをかえる」展を開催。路上駐車スペースを1日限定で小さな公園に変える試みである、Park(ing)Dayの意義や実践の様子、そしてPark(ing)Dayを実施した後のまちの変化を紹介する。
「Park(ing)Day、まちをかえる」展について
「Park(ing)Day、まちをかえる」展は、「Park(ing)Dayとは」「Park(ing)Dayの風景」「After Park(ing)Day」の3つの章から構成され、この取り組みを全く知らない人にも易しく、さらに深く知りたい人にも発見がある内容になっている。
「Park(ing)Dayとは」では、Park(ing)Dayの起源や国内外での実践の模様のほか、その目的や実践の意義を詳細に解説する。「Park(ing)Dayの風景」では、これまでソトノバが実践してきた全国15都市におけるPark(ing)Dayの模様を、写真と映像で紹介。
そして「After Park(ing)Day」では、Park(ing)Dayを実施したまちが、その後どう変化を遂げたか、6都市をピックアップして紹介する。
なお、上記画像は2017年~2022年のPark(ing)Day実践の様子だ。
Park(ing)Dayについて
Park(ing)Dayとは、2005年に米国・サンフランシスコで始まった、路上パーキングスペースを公園的空間(人のための場所)に変える取組み。毎年9月第3金曜日に実施され、世界中のパブリックスペースのムーブメントになっている。
Park(ing)Dayは、駐車場のParkingと、公園のParkをかけたネーミングだ。SNSでは「#parkingday」と検索すると、世界中のPark(ing)Dayの実施内容が公開されている。
Park(ing)Dayクラスを開講
ソトノバでは、Park(ing)Day JAPANとして路上駐車スペース活用の普及啓発活動を継続的に行っており、2021年度グッドデザイン賞を受賞し、これまでに全国15都市で実践を重ねてきた。
2017年からはPark(ing)Dayの実践をスタート。2019年からは、パブリックスペースにおけるアクションの実践知、タクティカル・アーバニズムやプレイスメイキングに関する思想や概念などについて学びながら、Park(ing)Dayの企画と実践を行うソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラスを開講。Park(ing)Dayの取り組みを水平展開するとともに、全国各地で実践者の人材発掘と育成を行ってきた。
2019年は渋谷、2020年は横浜、八千代、四日市、長浜、倉敷、竹原の計6都市、2021年は山形、神田、塩原、米子の4都市、2022年は日本橋、岡谷を対象地としてPark(ing)Dayクラスを開講し、参加者は座学とともに実際にPark(ing)Dayの実践も行った。
「Park(ing)Day、まちをかえる」展の会場は、渋谷区立北谷公園の大屋根エリアだ。屋外展示になるので、来訪の際は暖かい格好で参加を。
この機会に、「Park(ing)Day、まちをかえる」展をチェックしてみては。
■「Park(ing)Day、まちをかえる」展
開催日時:2月7日(水)~11日(日)10:00~20:00
会場:渋谷区立北谷公園 大屋根エリア(ブルーボトルコーヒー渋谷カフェ横)
住所:東京都渋谷区神南1丁目7−3
詳細ページ:https://sotonoba.place/parkingday-exhibiton2024
東京都渋谷区そのほかの記事:https://straightpress.jp/tag/%e6%b8%8b%e8%b0%b7%e5%8c%ba
(角谷良平)