東急不動産が、各地域の課題解決や活性化につなげていくことを目的に全国展開する地域共生取り組みの活動拠点「TENOHA(テノハ)」のひとつで、サステナブルな情報発信を行う、地域と都市をつなぐ活動拠点「TENOHA代官山」において、同社の環境教育プログラム「ReENE ÉCOLE(リエネ エコール)」を1月27日(土)に開催した。
東急不動産の環境教育プログラム
「ReENE ÉCOLE」とは、東急不動産の再生可能エネルギー事業「ReENE(リエネ)」のブランド名と、フランス語で学校・学び舎“を指す「ÉCOLE」を組み合わせ、“地域や地球の環境を大切にする学びの場”という意味を込めた東急不動産の環境教育プログラム。
2023年6月~7月、北海道松前町立松城小学校ならびに茨城県行方市立北浦小学校にて、同社発電所見学と再生可能エネルギーについて学ぶ授業等をセットにした「ReENE ÉCOLE~地域をつなぐリモート授業~」を開催。同年11月には、再生可能エネルギーへの理解促進や自分たちのまちの魅⼒・特性理解につなげることを目的に、両学校をリモートで繋いでお互いのまち紹介やそれぞれの発電所の仕組み等について教え合う地域連携型授業を実施している。
環境保全や再生可能エネルギー事業を学ぶ
今回のイベントでは、渋谷区立猿楽小学校児童らと、環境保全や再生可能エネルギー事業を学ぶ「ReENE授業」を実施。渋谷区立猿楽小学校児童と代官山および周辺地域の子どもたち等、55名が参加した。
講師は、再生可能エネルギー事業を推進している東急不動産の社員が務め、再生可能エネルギーとは何か、発電所の仕組みについて、クイズを織り交ぜながら進行した。TENOHA代官山のサステナブルな取り組みについても紹介し、食品廃棄物の活用やロスフラワーなどサステナブルについて学ぶ時間となった。
その後、発電所が身近に無い都心の子どもたちにも再生可能エネルギーについて理解を深めることができるよう、風力発電を体験できる「風車」、太陽光発電を体験できる「LEDランプ」のワークショップを実施。子どもたちは、自宅から持参した空きペットボトルを用意し、ワクワクしながら工作キットの箱を開け、工作に取り組み始めていた。
また、ワーショップ後は同社の営農型の太陽光発電施設「リエネソーラーファーム東松山」で収穫したほうれん草とお米を使ったランチメニューを楽しんだ。
参加した子どもたちからは「風力発電は学校でも聞いたことがあったけど、今日聞いたお話しでどんなふうに電気が作られるのかがわかりやすく知ることができた。」や「気温が1度上がると地球が大きく変わってしまうことにびっくりした。家でもちゃんと電気を消したりこまめに水を止めて自分ができることをやろうと思った」といった感想が寄せられた。
同日全国のTENOHA施設でイベント実施
また、同日にはTENOHA男鹿(秋田県男鹿市)およびTENOHA東松山(埼玉県東松山市)にて同プログラムを実施した。
今後も東急不動産は、再生可能エネルギー事業を子どもが楽しみながら学んでいけるようなイベント等を通じて、地域の環境意識醸成に努めていくとのこと。これからの「ReENE ÉCOLE」の広がりに注目だ。
ReENE:https://tokyu-reene.com
(山川温)