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AI防犯アプリ「SASENAI」がランドセル等に装着可能なウェアラブルデバイス制作を開始

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VxTechが開発する、登下校中の犯罪から子どもを未然に守るAI防犯アプリ「SASENAI(サセナイ)」は、2025年1月の実用化に向けて「SASENAI」と連携が可能な鞄やランドセルに装着できるウェアラブルデバイスの制作を開始した。

犯罪から子どもを未然に守るAI防犯アプリ


「SASENAI」は、AIが危険を察知し犯罪を「させない」防犯機能と、刑事プロセスで被害者に2次被害を「させない」証拠作成機能が特長の防犯アプリ。

一般的な防犯グッズは子ども自身に危険を判断させるのに対し、「SASENAI」はスマートフォンまたは専用デバイスから取得する音声、映像、GPSデータから独自のアルゴリズムで危険性と緊急度をスコアリングし、状況に応じて保護者へ連絡、ブザー音を鳴らす、警察へ通報など適切な防犯アクションを瞬時かつ同時に行う。

また、状況報告を「SASEAI」が作成し、保護者へ通知。保護者はボタン1つで自治体や警察へ報告が可能になり、暗数減少、地域治安の向上を実現する。

登下校時には総合的な防犯対策の強化が急務


近年、道路上の身体犯罪の認知件数は減少しているが、13歳未満の子どもが被害者となるケースは横ばいで推移しているという。さらに、性被害の85%が被害申告されず(※1)、被害者が子どもの場合、危険を認識しにくいことや、恐怖による凍りつき(フリーズ)反応が危険回避を困難にしている。子どもの安全確保は、社会全体で守るべき重要な責務であり、特に登下校時には総合的な防犯対策の強化は急務だ。

特に、平成30年日本政府がまとめた「登下校防犯プラン」では、子どもたちが登下校時に、地域の見守りや保護者の目が届かない場所や時間帯など、「見守りの空白地帯」における危険を取り除くことを目指している。また、警察庁によると、20歳未満の子どもが被害者となる犯罪は、全刑法犯の約19.1%を占め、特に略取誘拐、強制わいせつ、公然わいせつ、強姦が高い割合を示しているという(※2)。これらの犯罪の多くは、駐車場や共同住宅、道路上など、子どもたちが毎日通学する場所で発生している。

「見守りの空白地帯」を埋めることが目的

VxTechは、この社会的な課題に対応するため、子どもたちの登下校時の安全を確保し、「見守りの空白地帯」を埋めることを目的としたAI防犯アプリ「SASENAI」の専用ウェアラブルデバイスの制作を開始。

また、専用ウェアラブルデバイスと合わせて「SASENAI」を使うことで、より解像度の高い画像や音声データが取得できるため、「SASENAI」の危険検知の精度を高めることが可能になる。この技術により、子どもたちの安全と保護への貢献を一日も早く実現することがVxTechの目標だ。

「SASENAI」と連携が可能な鞄やランドセルに装着できる!ウェアラブルデバイスの制作を開始したVxTechの今後にも注目だ。

「SASENAI」公式サイト:https://sasenai.com/

※1:「2019年版犯罪白書」内過去5年間に強制性交や強制わいせつ、痴漢やセクハラといった性的被害を受けた人の調査回答より
※2:警察庁発表『平成22年上半期の犯罪情勢』より

(角谷良平)

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