無添加ベーカリー「デッセム」が、無添加パン職人・廣瀬満雄氏が開発した食品添加物一切無添加、ロウベクレル、ノントランス脂肪酸、国内産小麦粉で自然酵母を使った“長期保存可能なパン”を開発！ 備蓄品として販路を拡げるため、設備拡充の資金を応援してもらうべく、クラウドファンディングを実施中だ。

食品添加物満載の食を取らざるを得ない現状

長い期間避難所暮らしをせざるを得なかった、2011年の東北における震災。また、能登における大震災から1カ月以上過ぎた現在、未だカップ麺をはじめ、インスタント食品で糊口を凌いでいる人が多くいる。

震災に遭い、ただでさえパワーを必要としているのに、逆にパワーを奪いかねない食品添加物満載の食を取らざるを得ないのが現状だが、この状況は、日本に住んでいる限り明日は我が身だ。

無添加かつ長期保存できる無添加パンを開発

そのような状況を打破するべく、無添加ベーカリー「デッセム」は、化学薬品による食品添加物一切無添加でかつ長期保存ができる無添加パンを提供するにはどのようにしたら良いか、と考えた。そのためには同社独自の自然酵母を使い、特殊な機械を使用し完全真空包装にすることを思いつき、2011年より考えに考えを重ね、やっと13年目にして具現化することができた。

「デッセム」は、国産小麦を使用し、ノントランスファットで無添加のパンの長期保存ができることを発見。その製品は既に3カ月、6カ月、1年後のテストを終えており、今のところ6カ月までは風味も大変良く仕上がっているという。

年単位の長いサイクルの備蓄ではなく、3カ月おき、6カ月おきのローリングサイクルを推奨しながら、“長期保存可能なパン”のプロジェクトを進めていきたいと考えている「デッセム」。そのためには今よりも多くの機器の導入や、販売促進を行わなければならないため、今回クラウドファンディングを実施することとなった。

“長期保存可能なパン”が贈られるリターンを用意

クラウドファンディングでは、“長期保存可能なパン”が贈られるリターンが用意されており、1万円コースが1回、2万円コースが2回、3万円コースが3回など、10万円コースまで受け付けており、ファンドされた金額100％を、送料梱包料等と同額の商品としてリターンする。リターンはクラウドファンディングが成立して3カ月後からスタートする。

「デッセム」は、「取り難いと言われる自然酵母の特許も取りました。また“無添加”と言う呼称が許されていない現在、“夢添加”でも商標登録が受理されました。(中略)長期保存ができる無添加パンは、恒久的に人々から支持されると信じています(後略)」とコメント。万が一の非常事態のために、備蓄品として“長期保存可能なパン”をチェックしてみては。

CAMPFIRE：https://camp-fire.jp
プロジェクト名：長期保存可能な無添加パン

無添加ベーカリー「デッセム」：https://dessem.easy-myshop.jp

(佐藤ゆり)