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れんげ国際ボランティア会が熊本県の企業等と連携し能登半島地震被災地を支援

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れんげ国際ボランティア会が能登半島地震の被災地支援のため2月13日(火)より石川県輪島市に入り炊き出し等を行った。

40年の被災地支援の実績を持つNPO会の老舗

れんげ国際ボランティア会は、1980年に設立され、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震等々、40年の被災地支援の実績を持つNPO会の老舗であり、その他にもカンボジア、スリランカ、タイ、ミャンマー等で被災地支援や難民支援を行ってきた国際協力NPOでもある。2022年からは、熊本県へのウクライナ避難民の受け入れもサポートしている。

入念な事前聞き取り調査を行った上での現地支援

同会は震災発生直後から現地の避難所や現地のボランティア団体と連絡を取りつつ現地ニーズの的確な把握に努めていたとのこと。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨等で現地支援の経験を持つ同会は、「現地ニーズはケース・バイ・ケース。同じ地震災害であっても、地理的要因、季節的要因、被災者の年齢層等々の様々な要因によってニーズはまったく違う。

そして時間の経過と共にそのニーズも刻々と変化するもの。思い込みによる善意の押し付け的な支援では逆にありがた迷惑になってしまう。例えば上水道や下水道が機能していなければ、料理に使う水だけでなく、材料や調理器具の洗浄に使う水、排水の問題まで配慮しなければならない。」として、入念な事前聞き取り調査を行った上で現地支援に踏み切った。

効果的に必要な栄養価の取れるメニューを提供

れんげ国際ボランティア会は、緊急避難所にとどまっている被災者には高齢者が多いことから、管理栄養士のアドバイスを仰ぎながら、少量で食べやすく、消化しやすく、しかも効果的に必要な栄養価の取れるメニューを提供したとのこと。熊本の特産品であり避難所生活に不足しがちなビタミン源であるイチゴ、みかん、ミニトマトや、ミネラル源である海苔なども持ち込んだという。

熊本県の企業等と連携

同会には、熊本県に本社を置く、五木食品、グリーンコープ共同体、鷹本農産、水本オレンジガーデン、なんかんイキイキ村等の企業からも食材が提供された。グリーンコープ共同体は、同会の10日間に渡る炊き出しの食材の追加補給のために、配送ルートを構築し、被災地最前線まで食材を自力で届けたという。

れんげ国際ボランティア会は、同様の現地支援を計画しているボランティア団体等にアドバイスを提供するほか、自社製品で現地に支援を行いたい企業等のために、同会の持つ独自ルートで現地に効果的にものを届けるアレンジのサポート行うとしている。

公式サイト:https://renge.asia/

(角谷良平)

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