中小企業事業推進機構は、会員組織であるICI、イーハイブ、カムラックとともに、週2正社員(短時間正社員)の基地局を兼ねた多機能型コワーキングスペースプロジェクトを開始。この運営のためのクラウドファンディングを、3月1日(金)より、「For Good」にて開始する。
週2正社員について
出産・子育て・介護・定年再雇用の問題や、地域活動やボランティア活動など、働くことへの意識の変化がある中で、中小企業では、フルタイムでの正社員の雇用では、従業員の働き方のニーズの多様化に対応できない状態が続いているという。
中小企業がフルタイムの雇用にこだわらず、短時間正社員、特に週2正社員を取り入れることにより、社員は週2でありながら健康保険や厚生年金などがあるという安心感が得られ、週2以外の時間は、自分の活動として、副業だけでなく学びや地域活動、子育てや介護などの時間にあてることで、より幸せな働き方ができるのではと、中小企業事業推進機構は思っているという。
これは中小企業にとっても、様々な人材に活躍してもらう環境を作ることで、地域の中で生き残る一つの手段になるのではないかと考えられている。
週2正社員の基地局「新宮CoCoスクエア」
福岡県新宮町は、2010年、JR新宮中央駅の開業を皮切りに、宅地開発や大規模商業施設の誘致が進み、2015年には人口増加率が全国1位になった。現在も、目まぐるしく発展を続けている。
ここに週2正社員の基地局として、コワーキングスペース・シェアオフィス、ミニコールセンター、セミナールーム、個別相談ブース、シェア型書店&レンタルボックス、寺子屋コーナーといった機能を備える、多機能コワーキングスペース「新宮CoCoスクエア」が作られる。
シェア型書店&レンタルボックスについて
シェア型書店&レンタルボックスでは、棚のスペースを振り分けて、一区画のオーナーになり、厳選した本や自作の商品を販売することができる。書店と連携して新品を仕入れたり、自宅に保管されているものを古本・中古品として販売しても構わない。
レンタルボックスには、ハンドメイドのアクセサリーや雑貨、お菓子や食品が並ぶ予定だ。
各スペースの店主には1か月に一度、半日店長としての店番の日がある。この日は自分のお店として繁盛させるために、知り合いに声をかけたりイベントを企画したり、自分のお店のように振る舞うことができる。なお、遠方や多忙な人に関しては、店番をしないという選択もできる。
中小企業事業推進機構では、施設設備等の準備のため、基金の設立とクラウドファンディングを立ち上げている。それぞれ特徴があるため、詳しい情報は詳細ページやプロジェクトページで確認しよう。
この機会に「新宮CoCoスクエア」に注目してみては。
詳細ページ:https://smappon.jp/et9eafdh
基金の説明会について:https://www.venhoo.com/1085.html
「For Good」:https://for-good.net/
プロジェクト名:多彩な働き方を実現する多機能コワーキングスペース新宮CoCoスクエアを作りたい!
(yukari)