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子どもから大人まで哲学を楽しみながら学べる書籍『哲学ってなんだろう?』発刊

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東京書籍は、書籍『哲学ってなんだろう?』(DK社/編 山本貴光/訳)2,420円(税込)を、2月28日(水)に発売。

古代ギリシア哲学から21世紀の現代思想まで、わかりやすく学べる、10歳から大人まで楽しめる哲学の入門書だ。

『哲学』は謎から出発する


同書の訳者・山本貴光氏の前書きには「『哲学』は謎から出発します。なんの謎かといえば、この世界のさまざまなものについての謎です。宇宙ってどんな場所だろう、自分はずっと同じ人間なんだろうか、よいとか悪いってどう違うんだろうとか、いろんなものが謎だらけです。

この本は、そうした謎について過去の哲学者たちが考えたことをヒントに、どんなふうに考えられるかを教えてくれます。そうそう、この本を手にしたばかりの君にとっては「哲学」だって謎かもしれません。分からないことを楽しみながら、何度も読むのがコツですよ。」と書かれている。

「存在」や「知識」「正しさ」とは何か

本の内容を紹介していこう。


主なコンテンツの1つめは‟「存在」ってなんだろう”。

一番小さいものはあるのか/無はあるの?/現実ってなに?/同じ川に二度足を入れられるか/新品? それとも新品同様?/私はなにからできている?/私って?/時間を旅できるだろうか/どうして自分はここにいるの?/神は存在するの?/なぜ苦しみは存在するのだろう、といったことを取り上げる。

2つめは‟「知識」ってなんだろう”。




信じているのか、知っているのか/私が確実に知っていることはなに?/いま夢の中じゃないと、どうして分かる?/水槽に浮かぶただの脳なのか/イスがイスじゃなくなる場合/人はどうやって学ぶのだろう?/経験からなにが分かる?/信念が正しい必要はあるだろうか/科学はいつも正しいだろうか、といった内容に触れていく。


3つめは‟「正しい」とか「間違っている」ってなんだろう”。

正しいか、間違っているか、どうやって見分けられる?/噓をつくのは正しいことか/善良であるべき?/目的は手段を正当化するだろうか/幸せとはなんだろう/不幸な人間か 幸せなブタか/私は自由だろうか/私は幸せな囚人か/言いたいことはなんでも言っていいか、といったテーマについて紹介。

4つめは‟「平等」ってなんだろう”。

他の人をどう扱うべきか/誰が権力を持つべきか/ものごとを公平にすべき?/慈善活動に寄付すべきか/動物を平等に扱うべきか/どうして環境が問題になるのか、というテーマに迫る。

5つめは‟「考える」ってなんだろう”。

心ってなに?/心はどこにあるの?/誰かが考えていることは分かるか/機械は考えられるか/言葉はなにを意味してる?/よい議論をするにはなにが必要か、といった内容を見ていく。

少し取っつきにくいイメージがあるかもしれない哲学。『哲学ってなんだろう?』が、子どもから大人まで触れられる、良い入門書になってくれそうだ。

書籍『哲学ってなんだろう?』ページ:https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81663/

(鈴木 京)

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