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【京都府京都市】「堤淺吉漆店」が、自然と暮らし・人と工芸を繋ぐショップ「Und.」をOPEN!

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国宝重要文化財建造物の修復などに使用する「漆」を製造販売する「堤淺吉漆店」が、4月20日(土)、漆精製工場に隣接する新たなフラッグシップショップ「Und.(アンド)」を京都市下京区にオープンする。

1階に「漆芸専門ショップ」オープン


「Und.」1階には、各種漆・刷毛・筆・ヘラ・砥石・顔料・金属粉・木地など、漆芸に必要なあらゆる材料・道具が揃う「漆芸専門ショップ」がオープン。金継ぎ・拭き漆・漆塗りの体験キットやそれに関連する書籍などが揃うDIYコーナーも設置され、インバウンド向けに英語対応可能なスタッフも常駐する。


さらに、オリジナル木製漆塗りサーフボード・スケートボードブランド「漆板 siita-」の仕上げ工房も併設。作業風景や制作途中の「漆板」を見る事ができる。


その他、漆塗りサーフボード・スケートボード・自転車の展示や、オーダー受け付け、


特注の展示台を設置したPOPUPイベントスペース、


ショップ奥には、創業から受け継がれる漆精製工場がフル稼働。各種ツアーコンテンツや工場見学などで見ることも可能だ。

3階に「漆塗り工房」を新設

2階フロアは事務所と倉庫で、


3階には、特注の漆乾燥ムロ(※1)・真空吸着式研ぎろくろなどを完備した「漆塗り工房」を新設。「堤淺吉漆店」で働く若手社員が業務時間外でも使える共同アトリエとしても活用される。


加えて、広々としたフリースペースでは、金継ぎや蒔絵、拭き漆や漆塗りなどが体験出来るワークショップ(WS)や教室も開催予定。また、草木染(漆染)や「食」にまつわるWSなど、衣食住様々なジャンルのイベントも企画される。

(※1)漆を硬化させる為に温度湿度管理をする特別な箱。別名「漆風呂」。

オープンキッチンや図書室も


同じく3階には、イベントやパーティー、食や漆器を使ったWS、社員同士のミーティングなどにも活用できる「オープンキッチン」も完備。


他にも、漆の化学的な専門書から、HOW To本、図録、記念誌まで、漆関連の書籍を自由に読める「漆の図書室」や、漆アーティストが制作活動する場所としても活用予定の「アーティストインレジデンス」が用意されている。

ツアーコンテンツの充実を図ると


また「堤淺吉漆店」は、同社のパートナー「パースペクティブ」の拠点である京都市京北町「工藝の森」と「Und.」が連携した、ツアーコンテンツの充実を図るとのこと。京都市内を中心に、見る、学べる、買えるなど様々な体験可能な工芸をめぐる旅のコンシェルジュ機能として、京都伝統産業ミュージアムと連携し、「CRAFT POINT KYOTO MAP」を広めていく予定だという。

オープニングエキシビジョン開催


4月20日(土)~5月12日(日)には、「Und.」のコンセプトを伝えるためにオープニングエキシビジョンとして、写真家・大杉隼平氏を迎えた企画展「SHUMPEI OHSUGI Photo Exhibition」を開催。

全国の工芸家や職人、農業・林業などの第一次産業の人々の仕事を紹介し、その魅力を未来に繋げていくための役割を果たしていきたいと考えている「Und.」に、足を運んでみては。

■Und.
住所:京都府京都市下京区間之町通松原上る稲荷町540
営業時間:11:00~18:00
定休日:日・月
URL:https://www.tsutsumi-urushi.com/und

(佐藤ゆり)

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