福井県あわら市のあわら国際交流友の会では、外国人や外国人を雇用する企業の人事担当者等を対象に、防災イベント「外国人のための防災訓練」を3月23日(土)に実施する。
自助意識の向上と防災力の向上を図る
令和6年能登半島地震では、被災地に住む外国人住民も多くの被害を受けている。
今回実施する防災イベント「外国人のための防災訓練」では、今後の地震等の災害に備え、防災についての基本を学び、体験することで、自らの命を守る自助意識の向上と防災力の向上を図る。
イベント詳細
イベントの開催日時は、3月23日(土)10:00~12:00。9:30より受付を開始する。場所は、あわら市湯のまち公民館だ。
イベントでは、講義「災害が起きた時、困らないためにできること」を実施。訓練は「避難所訓練と非常食体験」。対象者は、外国人、外国人従業員を管理する人事担当者。定員は20人。参加費は無料となっている。
また、イベントでは講師として、多文化共生マネージャー全国協議会代表理事、自治体国際化協会、地域国際化推進アドバイザーの土井佳彦(どいよしひこ)氏を迎える。
土井氏は、2008年より東海地域の外国人コミュニティの活動支援に注力し、外国人の地域社会参加促進やコミュニティリーダーの育成、日本人コミュニティとの橋渡しなどに取り組んでいる。東日本大震災の際に「東北地方太平洋沖地震多言語支援センター」センター長に就任し、外国人支援を行った。そのほか、関東・東北豪雨災害、熊本地震等でも外国人支援に携わってきた。
あわら国際交流友の会について
あわら国際交流友の会では、あわら市を国際交流で豊かなまちにし、外国人の楽しく快適な生活をサポートする取組みを行っている。令和5年度は、防災やゴミ出しに関する出前講座、国際フットサル大会、日本文化体験イベントなど、計6回の国際交流イベントを開催し、述べ200人以上が参加した。
福井県の北の玄関口「あわら市」
福井県あわら市は、全国幸福度ランキングで2014年から5回連続1位を獲得した福井県の北の玄関口。北陸有数の温泉地で、開湯140周年を迎えた「あわら温泉」をはじめ、宿場町としての文化が残る「金津地区」、淡水釣りやカヌーが盛んな「北潟湖」、北陸街道の歴史が息づく「吉崎・細呂木地区」、豊かな実りや美しい景観の丘陵地、田園、森林など、様々な魅力にあふれ、暮らす人も訪れる人も幸せな気持ちになれるスポットが数多くある。
「外国人のための防災訓練」の申し込みは、下記URLから受け付けている。
■あわら市湯のまち公民館
住所:福井県あわら市二面32-16
イベント申込:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc3I_M-kWkXVSsin7VgYU1PPVfO-p7EJi7jcZyOixlOnDCQpw/viewform
福井県あわら市HP:https://www.city.awara.lg.jp/
(江崎貴子)