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【茨城県旧関城町(筑西市)】筑波山の見える風景と穏やかな暮らし

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茨城県旧関城町(筑西市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、茨城県旧関城町(筑西市)を写真とともに紹介する。

Vol.182/茨城県旧関城町(筑西市)

茨城県の古河市から移動して、筑西市にやってきた。筑西市は合わせて4つの真壁郡のまちが合併している。

筑西市は県境を栃木県と接するまちだけれど、景色がひらけたところで筑波山がはっきりと見えた。つくば市の最北端に位置していて、まだ距離自体はあるけれど、ここからもかなり近く見えるのだなあと。

そして、まずは関城跡を目指した。城跡は地元の方々の畑や住居になっていたりして、看板もうまく見つけられず、ややわかりづらかったけれど、とにかくそこに広がる風景は穏やかそのものだった。

筑波山だ

関城跡へ

麦わら帽子

東叡山 千妙寺

地元のスーパーっていいですよね

まちなかにて

その後、千妙寺というお寺へ向かった。とても立派で屋根に迫力があり、白壁と木の様子も昔ながらで温かみがある。清々しく静かに参拝させてもらった。

そして、千妙寺近くの道で何度かバイクを停めた。道は細く、そこに住居やスーパー、こども園などがある。広がっているのは小さな暮らしでも、土地には染み込んだ時間の長さが感じられた。いつこの通りの雰囲気が出来上がったのかはわからないけれど、筑西市というくくりよりも、小さなここにある地域、というくくりの方がしっくりきた。車の右左折で譲り合い、相手にお辞儀をする。たまに、知り合いの人と車ですれ違う。そんな生活の距離感があった。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

   

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