文一総合出版は、トンボを見わけたい人に最適なハンディー図鑑「トンボハンドブック」1,980円(税込)を、4月4日(木)にAmazon、楽天ブックス、hontoのほか、全国の書店、各WEB書店にて発売した。電子版は、4月11日(木)より配信予定。
著者は、神奈川県在住の昆虫写真家で、日本トンボ学会編集幹事の尾園 暁(おぞのあきら)氏。監修は、2009年より産業技術総合研究所の常勤職員として、トンボなどの昆虫を材料に研究を行っている二橋 亮(ふたはしりょう)氏だ。
121種のトンボがわかるハンディー図鑑
「トンボハンドブック」は、わかりやすい検索表と細部まで美しい標本写真で、121種のトンボがわかるハンディーサイズの図鑑。新書サイズ、180gとコンパクトなうえ軽量なので、持ち歩きにも便利。さらに水場でも安心して使えるビニールカバー付きだ。
「トンボハンドブック」の特長
同書では、日本産トンボ目全206種のうち、本州に分布する121種を収録。成虫雌雄や未成熟個体などのバリエーションを白バック写真で掲載している。
上から見た展翅写真に加え、識別部位の拡大写真、交尾の様子や生息環境がわかる生態写真を収録しているほか、分布や生息環境、見られる時期といった基本情報に加え、長年トンボの撮影を続けてきた著者ならではの視点から、識別に役立つ特徴的な生態・行動を解説している。
さらに、色と形から科までたどる検索表、大きさと環境、見た目から科を絞り込む検索表、科の中で該当種を識別するための検索表を収録。各種解説ページには、類似種との比較ポイントを掲載することで、検索表で間違えた道に進んでも、二弾構えで正しい種名にたどりつくことができる構成となっている。
あわせて使える図鑑
また、文一総合出版からは、トンボの幼虫「ヤゴ」がわかるハンディサイズの図鑑「ヤゴハンドブック」1,760円(税込)も発売中。「トンボハンドブック」と掲載種数がほぼ一緒なので、幼虫の識別は「ヤゴハンドブック」を、成虫の識別は「トンボハンドブック」をと、あわせて使える図鑑となっている。
この機会に、自然学習や環境調査にも最適な「トンボハンドブック」を手に取ってみては。
書籍詳細:https://www.bun-ichi.co.jp/tabid/57/pdid/978-4-8299-8179-5/Default.aspx
(江崎貴子)