北海道富良野市の取り組みを紹介!富良野の“あるある”をまとめた「FURANO ARUARU BOOK」が発行されたこと、シティプロモーションの一環のプロジェクト「農・スノー共創ラボ」が発足したことについて、それぞれ詳しく見ていこう。
「FURANO ARUARU BOOK」発行
富良野市は、市民にとっては“当たり前”、移住者にとっては独特と思える富良野の“あるある”をまとめた「FURANO ARUARU BOOK」を発行した。
同書は、富良野の自然の美しさ、文化、そして人々の暖かさを反映した、市民一人ひとりの「あるある」体験を集めたもの。この冊子を通じて、富良野の魅力や市民の生活の中にあるユニークな日常を発見・共有し、地域の絆を深めることを目指している。
同書の制作にあたり、市民の皆様から「あるある」のエピソードを集め、それぞれが富良野生活の中で感じる特別な瞬間や共通の体験をまとめたという。
移住者にとっては、新しい環境への適応と地元の人々とのつながりを築く手助けとして、地元の人々にとっては、改めて自分たちのまちの魅力を再認識し、新しい視点で富良野を見直す機会となることを期待しているという。「FURANO ARUARU BOOK」は、富良野市の移住公式ウェブサイト「リビング・フラノ」でも見ることができる。
同書を通じて、富良野の魅力を再発見してみては。
富良野市移住促進情報「リビング・フラノ」:https://furano-iju.com/2024/03/21/aruaru
「農・スノー共創ラボ」による地域の新たな発展を
また、富良野市は、シティプロモーションの一環として、フラノデザイン社と共に地域活性化の新境地を開拓するための先駆的なプロジェクト、「農・スノー共創ラボ」を発足させた。この共創ラボは、富良野市の豊かな自然資源と文化を活かし、地域に根ざした持続可能な発展を目指すものだ。
同市の主要産業である農業と観光業を核に、市民自らが主体となって新たな価値を生み出す「農・スノー共創ラボ」。このラボは、ただのアイデア出しの場に留まらず、実際に地域にポジティブな変化をもたらす具体的なプロジェクトを創出し、実行に移すことを目的としている。
共創ラボの具体的な取り組みとしては、富良野市の農業と雪に関わる多様なプロジェクトが提案され試行している。これらのプロジェクトは、同市の自然や文化、人々の生活を豊かにすることを目指している。
同ラボのメンバーは20名ほどで構成され、富良野の魅力の再発見や今ある価値にどう付加価値をつけていくかなど、9ヶ月の間に計10回のミーティングと外部講師を招聘し勉強会を重ね、9月に富良野で行われるイベントにて共創ラボで開発された商品やサービスを試行的にお披露目する予定だ。
「農・スノー共創ラボ」の活動は、地域を活性化させる活動を市民が主体となって、持続可能な地域運営を実現していくモデルケースとして取り組んでいる。居住地や職業の枠を超えて、多様な人たちが地域の魅力を再発見し、新しい価値を作り上げることで地域活性化につなげていこうとするものだ。
市民一人ひとりの想いが富良野市の新たな鼓動となり、地域全体を豊かにする力となること、そして活動を通じて地域への愛着が深まることが期待されている。
シティプロモーションは、市民、行政、企業、各種団体など、富良野市に関わる多くの人が一体となって取り組むことで、より大きな効果が期待できる。今後も富良野市の豊かな自然、文化、そして人々の温かさを背景に、「農・スノー共創ラボ」の活動をはじめとするシティプロモーションを展開していくという。
「農・スノー共創ラボ」が目指す未来に期待してみて!
富良野市総務部シティプロモーション推進課:https://www.city.furano.hokkaido.jp
(suzuki)