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【東京都中央区】神絵師・渡邊省亭氏の名品が一堂に会す展覧会、加島美術で開催!トークイベントも

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加島美術は、4月27日(土)~5月12日(日)の期間、明治から大正時代に活躍した孤高の日本画家・渡邊省亭氏の珠玉の名品が一堂に会する企画展「宴 Vol.3 The SEITEI」を開催する。なお、同展の観覧は無料だ。

孤高の神絵師・渡邊省亭

渡邊省亭氏は、16歳の時に歴史画家・菊池容斎氏に入門し、筆使いや写生力を磨く。明治期に日本画家として初めてパリに渡り、印象派の画家たちをはじめ西欧の人々を魅了した。

西洋の洒脱なセンスと日本画の伝統様式、写実表現が合わさる独自の洗練された作風を切り開き、万国博覧会への出品やロンドンでの個展にて花鳥画を中心に発表するなど国際的に活躍。迎賓館赤坂離宮・花鳥の間、小宴の間に飾られる濤川惣助の手掛ける七宝工芸の図案も手掛けた。

海外での評価は高く、メトロポリタン美術館や大英博物館をはじめとする名だたる美術館が渡邊省亭氏の作品をコレクションしている。

晩年は画壇に属さず、弟子もとらず、市井の画家として画業に専念したため、類稀なる実力と海外での評価とはうらはらに、近代美術史の中でその名は埋もれていたのだそう。

しかし、2021年、東京藝術大学大学美術館にて国内美術館初となる大規模な回顧展「渡辺省亭—欧米を魅了した花鳥画—」が開催され、さらに省亭の全貌に迫る初の大型画集『渡辺省亭画集』が小学館より刊行されるなど、国内外の日本美術の研究者や愛好家を中心に、再評価の機運は高まり続けている。

約30点の豪華作品群を展示

加島美術では、近年の同氏の再評価の一端を担うべく、2017年以降国内外の人々に省亭作品を紹介してきた。

「宴 Vol.3 The SEITEI」では、『渡辺省亭画集』に所載される花鳥画や歴史画、美人画、仏画、風景画、動物画に節句画など多彩な24点を中心に、約30点の豪華作品群を間近で見られる。

「四季江戸名所」

「渡辺省亭—欧米を魅了した花鳥画—」に出展された、国内に現存する省亭作品の中でもっとも制作年数が早いとされる「歴史人物画帖」、画集本体の表紙にも使用されている「龍頭観音」、瀟洒な雰囲気で上野の四季を描いた「四季江戸名所」、ほか「冬の花鳥」「鐘馗に鯉」など名品が並ぶ。

「猫に蝶の図」

「上巳」

また、花鳥画だけではない渡邊省亭氏の魅力も紹介。繊細優美な花鳥画の名手として広く知られる同氏だが、風俗画や節句画、季節毎の風景画、動物画、吉祥画も多く手掛けている。花鳥画とはひと味違う、洒脱であり情感豊かな作品群を鑑賞してみては。

関連書籍を特別販売


同展では、『渡辺省亭画集』(監修:山下裕二氏、古田亮氏)を特別販売。同展の出展作品24点を含めた150点以上の渡邊省亭氏の名品が収載された同作には、同氏の絵師としての画業の全貌を知ることができる貴重な一冊だ。なお、会場で購入すると全国送料無料となる。

また、『渡辺省亭—欧米を魅了した花鳥画—』の公式ガイドブックや、同氏初の評伝『評伝 渡辺省亭 晴柳の影に』(著:古田あき子氏)も販売される。

渡辺省亭氏の魅力に迫るトークイベント

5月6日(月)15時より、渡邊省亭氏の再評価に深く関わる、明治学院大学文学部芸術学科教授の山下裕二氏、東京藝術大学大学美術館教授の古田亮氏による対談を開催。『渡辺省亭画集』を監修するなど、渡邊省亭氏を知り尽くした2人が孤高の絵師の魅力に迫る。

同イベントの詳細については、後日同展ウェブサイトおよびSNS各種で案内がある。

この機会に「宴 Vol.3 The SEITEI」へ足を運んで、孤高の神絵師・渡邊省亭氏の魅力に触れてみては。

■宴 Vol.3 The SEITEI
会期:4月27日(土)~5月12日(日) ※会期中無休
時間:10:00~18:00
場所:加島美術
住所:東京都中央区京橋3-3-2
入場料:観覧無料
URL:https://www.kashima-arts.co.jp/exhibitions/utagevol3-theseitei/

(Higuchi)

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