職人による手染めのレザーブランド「yuhaku(ユハク)」を展開するユハクが、画家の田中芙弥佳(たなかふみか)氏とコラボレーション。革の端材や眠っていた製品を魅力あるアートでアップサイクルし、「yuhaku」旗艦店であるyuhaku Ginza Galleryで開催される個展「fe-line」にて展示・販売する。

アーティストたちの創作活動を支援

「yuhaku」製品のほか、ブランドオーナーでありアーティストでもある代表・仲垣友博氏によるレザーアートや、書家・杉田廣貴氏とのコラボアイテムなど、革のアート性を追求した作品を多数展示販売しているyuhaku Ginza Gallery。

2022年1月には、店舗内展示スペースをアーティストへ無料貸出しするアートプロジェクト「Ginza Gallery Project」が始動し、アーティストたちの創作活動を支援するべく、出展費用と販売時の利益を受け取らずに個展を開催している。

「yuhaku」では、高品質で確かな製品を製造・販売する一方で、革の端材や検品基準に満たなかった製品のアップサイクルにも取り組んでいる。そのため「Ginza Gallery Project」では、アーティストとコラボして、革の端材や難のあった製品をアップサイクルし、アート作品や1点モノアイテムとして展示・販売している。

横浜在中のフリーアーティスト

4月10日(水)～23日(火)の期間には、yuhaku Ginza Galleryにて、画家・田中芙弥佳氏の個展「fe-line」を開催。観覧は無料。

田中芙弥佳氏(屋号：水墨画あめつち)は、2021年より横浜に在中するフリーのアーティスト。水墨画の技法をベースに生命感、躍動感あふれる絵を得意とし、異なるものを異なるままに繋げていくことをコンセプトとしている。

会社員時代にディレクター視点でモノを見ることを会得したという田中芙弥佳氏は、約10年の瞑想歴により、俯瞰かつ多視点でモノを見ることは社会活動にもアート活動にも通ずると気づき、その表現を多方面に展開したいと考え活動している。

同企画のための描き下ろしコラボアイテムも

田中芙弥佳氏の個展「fe-line」では、「yuhaku」のサステナブルレザーを活用したアート作品や、同企画のための描き下ろしコラボアイテムを展示・販売。

田中芙弥佳氏は、「今回の展示では、現代に生きるヒトが、違うモノ、時間、価値観とつながる様子を描き、自由を表現しました。(中略)使用した端材は製品用の革を裁断したあとが大小さまざまなフレームになっており、時系列・文化・社会といった異なる階層を表すものとして最適でした。普段扱っていない素材であり端材の利用という、まさに取り組みたいモチーフでチャレンジできたことは、深い喜びです(後略)」とコメントしている。

サステナブルなアイテムが展示・販売される、田中芙弥佳氏の個展に足を運んでみては。

■yuhaku Ginza Gallery
住所：東京都中央区銀座三丁目10番7号 銀座京屋ビル1階
会期中の営業時間：11:00〜14:00/15:00〜19:00 ※平日14:00〜15:00はクローズ

yuhaku HP：https://www.yuhaku.jp/
yuhaku Instagram：https://www.instagram.com/yuhaku.co.jp/

(佐藤ゆり)