トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

LOCAL

【茨城県旧波崎町(神栖市)】県内の最東南端に位置する、波崎海水浴場へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

茨城県旧波崎町(神栖市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、茨城県旧波崎町(神栖市)を写真とともに紹介する。

Vol.202/茨城県旧波崎町(神栖市)

旧波崎町にやってきた。千葉県の銚子市と隣り合わせで、茨城県の中でも最南端に位置する。そして、波崎海水浴場は、その旧波崎町の中でもさらに最南端だ。今朝出発した鹿嶋市の市街地からは30km以上も離れていて、とても遠く感じられた。日本橋から横浜に着いてしまう距離である。

まだ朝6時台の波崎海水浴場にも、人の気配がある。ある人は犬を連れて、ある人はサーフボードを担いで。新しい素足の足跡を見つけたが、サーファーの方に違いないだろう。砂浜はずいぶん広くて、少し離れた砂浜に溜まる水は雨の水たまりなのか、海水なのか、どちらなのだろうと思った。

波崎海水浴場へ

この人は裸足だ

海鳥の足跡も

朝6時台だが、サーファーの朝は早い

銚子大橋

まちなみ

海水浴場のすぐ近くには、利根川を跨ぐ銚子大橋がある。橋を渡れば千葉県銚子市。渡ることはしなかったものの、千葉県ナンバーの車もどんどんやって来るので、意識的な境界線はなく、同じエリアとしての生活圏があるのだろう。

川下はまもなく太平洋であり、遠く遠く流れてきて利根川も、旅を終える。そこにまちが広がっているというのも不思議だ。群馬県北では、豪快な利根川の流れを見てきた。急峻な山に囲まれて、大きな音を立てていた。それがここでは音もなく、川幅は広く、流れも静かだ。生き物の生涯を見たような。川が人間の暮らしをつないでいるということも感じながら。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

   

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事