和菓子の製造販売を行うたねやは、2023年12月より新プロジェクト「アート×和菓子 Limited Edition(リミテッド エディション)2024」を開始。
4月1日(月)からプロジェクトの第4弾「やまなみ工房×たねや 風呂敷」、第5弾「やまなみ工房×たねや お干菓子」などを、新商品として順次販売していく。
自由で、エネルギッシュな作品たち
滋賀県甲賀市のアートセンター・福祉施設やまなみ工房は、1986年に滋賀県甲賀市で開設され、現在97名が所属している。
利用者は知的や精神、身体に障害をもっているが、やまなみ工房では職員が一人ひとりに寄り添い、「できること」や「したいこと」を尊重しており、所属するアーティストの作品はいきいきと自由で、エネルギッシュなものばかり。
多彩な作品はやまなみ工房併設のギャラリーで常設展示するほか、国内外の展覧会にも数多く展示されている。
やまなみ工房とたねやの取り組み
やまなみ工房とともにスタートしたプロジェクト「アート×和菓子 Limited Edition」。
やまなみ工房の取り組みやそこから生まれる多彩な作品を多くの人に知ってもらいたいと考え、様々な商品とアート作品を組み合わせてお届け。
2024年以降も1名のアーティストの作品を1年間、たねやの様々な商品と組み合わせ販売する。
鮮やかな色でダイナミックに描かれたアート作品は、福祉施設やまなみ工房所属の中尾涼氏のもの。
2017年よりやまなみ工房に所属し、数字や英字を鮮やかな色づかいで描いた作品が特徴的なアーティストで、筆やペン、時には指を使って迷いや躊躇なく描かれる作品には力強さが表れている。
同プロジェクトでは、やまなみ工房の取り組みから生まれた作品と日本伝統の和菓子を「近江から全国へ、世界へ」より多くの人に知ってもらいたい、そんな思いを込めて届けるそう。
第4弾と第5弾がスタート
「Limited Edition 2024」のラインナップを紹介していこう。
プロジェクト第4弾は「やまなみ工房×たねや 風呂敷」2,200円(税込)。
作品を持ち帰って楽しんでもらえるように制作したオリジナルの風呂敷。
長く使える風呂敷は、日本の豊かな「包む文化」のあらわれ。アーティストの作品とともに魅力あふれる風呂敷の世界を感じられる。
サイズは約90cm×約90cm。4月1日(月)からは、たねや全店で、4月15日(月)からは、たねや・クラブハリエ公式オンラインショップにて販売をスタートする。
プロジェクト第5弾は「やまなみ工房×たねや お干菓子 風あそび」1,100円(税込)。
きめ細やかな香川の和三盆。折々の木型に寄せるお干菓子は、熟練の職人の手によって口どけもほろりと優しく仕上げた。
アーティストの作品とともに、季節をうつした伝統のお干菓子を届ける。
缶サイズは直径約8.5cm×高さ約3.0cm。たねや全店で販売を行う。ただし、季節によりお干菓子の形が異なり、内容により価格が異なるという。
和菓子とアートのコラボで広がる世界を堪能できそうだ。
やまなみ工房 中尾涼アーティストページ:http://a-yamanami.jp/artworks/artists/488
たねや・クラブハリエ公式オンラインショップ:https://shop.taneya.co.jp
(鈴木 京)