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深島を人もねこも安心できる島に!『深島ねこ図鑑vol.3』製作プロジェクト実施中

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「深島ぷろじぇくと」が、3冊目の『深島ねこ図鑑』を製作するにあたり、4月10日(水)~5月31日(金)の期間、クラウドファンディング・CAMPFIREにて、プロジェクトを実施中だ。

島民よりもねこが多く暮らす深島


大分県南部にある、小さな離島「深島(ふかしま)」。深島には、11人の島民よりもはるかに多い65ひきのねこたちが住んでいる。深島にねこが持ち込まれたのは、深島に人が移住した明治の初期だと言われており、島民がどんどん減る一方で、ねこが増えたことにより、病気のねこが目立ったり、臭いの被害があったり、エサ代が大変だったりとさまざまな問題が出てきたという。

近年、「猫の島」として認知されるようになったものの、島にすむねこたち、人々には課題がたくさん。その課題を解決すべく動き出したのが、「深島ぷろじぇくと」だ。

島の課題に立ち向かう「深島ぷろじぇくと」


「深島ぷろじぇくと」は、観光まちづくり佐伯(旧佐伯市観光協会)と深島が、ともに「深島をなくさない」ため、島の課題に立ち向かうための事業。まずはねこたちのことから、島だけではできないことを、みんなで一緒に進めているという。


深島のねこたちは、全頭TNR(Trap捕獲/Neuter不妊手術/Return元の場所に戻す)という活動を行っており、全員名前がついていて、島の人にも島を訪れる人にも、名前で呼んでもらっているとのこと。なついているねこが多く、ねことひとが一緒に日向ぼっこをしている姿もよく見られるそうだ。

開始1週間で目標金額122万円を達成

「深島ぷろじぇくと」では、「ねこたちが安心して暮らせて、人もねこも幸せになってほしい」という想いから、売り上げの一部がねこたちの寄付金となる『深島ねこ図鑑』を製作。今年で『深島ねこ図鑑』の3冊目を製作するにあたり、クラウドファンディングに挑戦することとなった。


クラウドファンディングでは、開始1週間で目標金額122万円を達成。現在は、ネクストゴールとして目標金額222万円を目指している。

追加の寄付は、『深島ねこ図鑑vol.3』の製作費、ねこたちの小屋(隔離部屋付き)の製作費、深島のねこたちの慰霊碑建設費、健康調査やワクチン接種・医療費、使用される予定だ。

クラウドファンディングのリータンは、プロジェクトページをチェックしてみてみよう。

売上の一部はねこ基金に

『深島ねこ図鑑』は、2019年からこれまでで2冊を発行し、累計2000冊ほど販売。売上の一部はねこ基金として深島のねこたちのために使われており、ねこと人とのより良い関係構築や持続的な共存のため、ボランティアや自己犠牲をなくし、持続的な活動としての第一歩として『深島ねこ図鑑』が位置付けられている。

また、『深島ねこ図鑑』発行後、島のねこたちに名前があること、島が困っている現状、深島の取り組みなどを知ってもらうことができ、関係人口が増加。いつ無人島になってもおかしくない島民11人の島では、『深島ねこ図鑑』を通した関係人口の増加が、島を救うことになると考えている。

濃い内容になっている『深島ねこ図鑑vol.3』

『深島ねこ図鑑vol.3』は、これまでよりも濃い内容になっているのに加え、デジタル版も同時に製作。深島のねこ全頭掲載+過去の人気ねこ、島の人の思い入れのあるねこたちの紹介や確実に見分けられるポイント、性格や触れ合えるかどうかなどの特徴をチャートで掲載しており、より深島を知ってもらい、楽しめるものとなる予定だ。

「深島ぷろじぇくと」は、『深島ねこ図鑑』を手にとった人が深島に興味を持ったり、保護猫や外猫たちのことを考えるきっかけになったりと、深島と島外との関わりを増やし、少しでも多くのねこたちが幸せに暮らせる一助となれるよう、持続的な仕組みづくりを進めていくという。

この機会に、11人の島民よりもはるかに多い65ひきのねこたちが暮らす深島について知ることができるクラウドファンディングに、参加してみては。

CAMPFIRE:https://camp-fire.jp
プロジェクト名:ねこたちが安心して暮らせて、人とねこがもっと楽しめる島にしたい!

(佐藤ゆり)

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